結果としてこの試合はソフトバンクの10-1での大勝となり、対戦成績は1勝1敗に戻った
試合は5回を終えた時点で10-1という点差となり、初戦の投手戦とは対照的な大味な試合となった
中日スポーツの評論家である荒木雅博氏は「打線の力はもちろんのこと、ソフトバンクの強さはこうした部分にも現れています」とコメントし、特に投手陣の“制球力”に注目した
ソフトバンクでは、初戦で先発した有原投手がはじめとする藤井、松本裕、杉山の4投手が連携し、無四球リレーを達成したことが印象的だ
今回の試合でも先発の上沢選手が6回まで無四球の好投を続けた
阪神打線は例年、リーグで784四球を奪うなど“四球力”が非常に高いことで知られているが、ソフトバンクの投手陣は阪神の打者に対しても一切の四球を与えず、2四球に抑えるという素晴らしい制球を見せた
荒木氏は「無駄な四球を出さないという点がしっかりしている
こうした部門での力が投打の調和を生んでいます
阪神は四球を与えられなければ、得点は簡単には奪えません
つまり、セ・リーグの対戦チームはどれだけ阪神に四球を与えたかがカギとなるでしょう」と指摘した
なお、今季の中日投手陣は与四球数が407を記録しており、リーグ5位に位置している
この数字はセ・リーグではヤクルトと合わせて2球団のみが400台に達している
今回の日本シリーズ第2戦は、ソフトバンクの攻撃力と投手陣の制球力が際立った試合となりました。特に阪神打線が四球を奪えることで知られている中、ソフトバンクの投手陣がその強みを封じ込めたことは大きな成果です。このような試合展開は、今後のシリーズにも影響を与えることでしょう。
キーワード解説
- 四球とは?野球において、投手が4回のボールを投げた時、バッターが打席を離れずに進塁できることを指します。これにより、打者は得点の機会を得やすくなります。
- 制球力とは?投手が狙った場所にボールを投げる力を指します。制球力が高ければ、高打率の打者に対しても効果的に投球でき、試合の流れをコントロールしやすくなります。
- 打線とは?チーム全体のバッティング能力を指し、個々の選手のパフォーマンスが合わさってチームの攻撃力を表します。

