このシーズンの秋において、2部東で9勝1分けの成績を収め、さらに2部西との入替戦出場決定戦を勝ち抜いて入替戦に臨んだ甲南大は、最終的に無敗で秋の公式戦を終えた
監督の谷口純司氏は、「粘り強い試合ができた」と述べ、特にピッチャーの大森幌(おおもり ほろ)選手を称賛した
大森は試合で5回1/3を無失点に抑え、安定した投球を披露した
この試合での成績をおさめた大森選手は、リーグ戦から「2戦目の男」としてベストナインにも輝いた
試合中、6回に味方のエラーで1死一、三塁というピンチに直面した大森は降板した
谷口監督は「エラーがなかったら代えなかった」と、降板に至った舞台裏を明かした
試合に対して大森選手は、「次の打者に初回ヒットを打たれていたので、その借りは返したかった」と振り返るも、チームの勝利により悔しさは吹き飛んだ様子だった
また、6回のピンチを2番手の幡剛志(はた たかし)選手(3年=奈良大付)が無失点で切り抜け、8回からは青山輝市(あおやま こういち)選手(1年=智弁学園)が2回無失点の完封リレーを繰り広げ、甲南大の1部復帰を祝った
今回の試合で甲南大が見せたチームワークと粘り強さは、1部復帰に向けた強い意志を感じさせました。特にピッチャー陣の連携は素晴らしく、試合を通じて互いに支え合い、無失点で抑えたことは今後の試合に向けた自信にもなるでしょう。監督の指導の下、選手たちが成長を見せたことは、甲南大の未来に明るい展望を与えます。
キーワード解説
- 入替戦とは?:入替戦は、各リーグの順位が下がったチームと上がったチームが対戦する試合です。この試合に勝たなければ、リーグの昇格や降格が決まるため、非常に重要な意味を持ちます。
- ベストナインとは?:ベストナインは、その年のリーグ戦や大会で特に優れた成績をおさめた選手に授与される称号です。各ポジションの選手が選ばれるため、その年のトッププレイヤーが集まります。
- 無失点とは?:無失点は、ピッチャーが試合中に相手チームに得点を与えなかったことを意味します。無失点に抑えることは、投手にとって非常に重要な成果の一つです。

