阪神・デュプランティエ、ソフトバンク戦で初回乱調の影響癒えず

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◇26日 SMBC日本シリーズ第2戦 ソフトバンク―阪神(みずほペイペイ) 阪神のジョン・デュプランティエ投手がこの日先発のマウンドに上がりましたが、初回から乱調を見せる結果となりました

デュプランティエのレギュラーシーズンでの防御率は驚異の1.39で、堅実な投球が期待されていました

しかし、この試合ではソフトバンク打線に対し、4安打を許し3失点を喫し、早々にリードを逆転されてしまいます

初回、デュプランティエは先頭打者の柳田を1ボール2ストライクとした後、ボールゾーンに落ちるナックルカーブを的確に捉えられて左前打を浴びました

続けて周東にも甘く入った直球をヒットにされて一、二塁のピンチを招きます

ここで注目されたのは、柳町のバント崩れでした

その初球の外角高めのカットボールに対し、バントの構えを見せたにも関わらず、バットを引いた結果、二走の柳田が走塁ミスを犯し、一度はピンチを免れます

しかし、四球を出した後に現れた近藤を空振り三振に仕留めるも、栗原には再度投球で失点を喫します

特に注目されたのは、今季パ・リーグで2位の23本塁打を放つ山川選手の攻撃です

デュプランティエは1ボール2ストライクから151キロの速球を投げましたが、これが打ち返され逆転の走者を迎える結果となりました

この場面でデュプランティエは今季のパフォーマンスにおいて期待された強さを見せず、試合の流れを悪化させてしまいました

この試合は、デュプランティエにとって来日初年度の難しい挑戦であり、その前には下肢の張りの影響で登板機会も限られていました

快調なスタートを切った阪神チームの雰囲気を崩してしまった彼の表情には、苦悩が色濃く映し出されていました

阪神のデュプランティエ投手がソフトバンク戦で初回からの乱調を見せたことは、今後のシリーズに影響を与えかねない重大な出来事です。彼の安定した投球が期待される場面での失点は、チーム全体の士気にも直結します。助っ人投手としての期待に応えられるかが、今後の焦点となるでしょう。
キーワード解説

  • ナックルカーブとは?:ナックルカーブは、ボールの回転を抑えて投げることで、予測しにくい変化を持つ球種です。打者にとっては判別が難しく、効果的に打たせません。
  • 防御率とは?:防御率は、投手が与えた失点の数を投球回で割ったものを指します。数値が低いほど良いピッチャーとされ、安定感を示す指標となります。
  • 本塁打とは?:本塁打は、打者が打ったボールがフェンスを越えて得点することを言います。特に試合を決定的にする場面での本塁打は、チームにとって大きな成果をもたらします。

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