この様子を取材したスポーツ紙記者は、「これまで何度も引退会見を取材していますが、あんな風景は見たことがありませんでした」と驚きを隠せなかった
長野選手は「コミュニケーション・モンスター」と称されるほど、人望が厚い人物である
彼はプロ入り前はホンダに所属していたが、野球選手としてだけでなく、社会人としての評価も高い
地元の夜の街では、彼が一緒にいる飲み会ではもちろん、自分がいない席でさえ、いつの間にか会計を済ませる姿が見られたという
これは、事前にお店側に「巨人の関係者が来た際は必ず勘定を押さえておくように」と指示していたためで、彼の恩着せがましさのなさが多くの人々に愛される理由の一つだ
監督就任の可能性
会見では、長野選手が「大学院進学を目指す」と明らかにし、受験先は未定ながら12月に試験を受ける予定であると報告した候補としては、桑田真澄2軍監督が卒業した早稲田大学や、工藤公康元ソフトバンク監督が通った筑波大学が挙がっており、球団もその勉強を後押しする模様だ
これにより、将来の監督候補としての立場も期待されている
巨人には「4番かエースを務めた者のみ監督になる資格がある」という不文律があり、長野選手は「第75代4番」として存在している
しかし、彼が人的補償で広島に移籍したことから、その資格が問われる声もある
ただし、長野選手はドラフトで他球団からの指名を2度も拒否し、巨人への愛を貫いた選手であるため、その監督としての資格を否定するには難しい側面もある
一途な愛
また、長野選手の妻であるテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(52)にも注目が集まる二人の交際中には話題を呼ぶ出来事もあったが、11年もの長い歳月を経て結婚
しかし、その後に浮いた話は全くなく、彼女の一途な愛はファンの心も掴んでいる
下平さんは賢夫人としても評判で、結婚後も仕事を続け、夫の引退にも一切のコメントを出さない姿勢が見られた
未来において、監督夫人としての立場も期待される
(「週刊新潮」2025年10月30日号 掲載)長野久義選手の引退会見は非常に感動的で、人望の厚さが感じられる場面が多く見受けられました。彼のこれまでの軌跡や人柄が周囲の支持を生んでいることが分かり、今後の進路にも多くの期待が寄せられます。
キーワード解説
- コミュニケーション・モンスターとは?
- 大学院とは?
- 監督とは?

