ソフトバンク、日本シリーズ2025で3勝1敗の王手をかける

ソフトバンク、3勝1敗で日本一獲得に王手

■阪神 － ソフトバンク（30日・甲子園） 阪神とソフトバンクによる「SMBC日本シリーズ2025」の第5戦が30日に行われ、甲子園球場は熱気に包まれた

この試合では、阪神先発の大竹耕太郎投手が明らかに意表を突くプレーを展開

初回に投じたのは、なんと68キロのスローボールだった

この球速はプロ野球界では非常に遅い部類に入るが、巧妙に相手打者のタイミングを崩すために効果的に使われた

【動画】阪神投手の“超スローボール”にどよめき　甲子園は大歓声 この試合で、阪神は負ければシリーズ終了という厳しい状況だったため、大竹投手のこの初回のスローボールには観客も驚愕した

そして続く5球目には140キロの速球を投じ、その球速差で三振を奪った

このようにスローボールは、打者が予測する速度よりも大きく遅い球なので、急激な速度の変化が打者にとっては難しい打撃を強いることになる

阪神といえば、村上頌樹投手がスローボールの著名な使い手として知られる

日本シリーズ第1戦では、2回2死の場面で59キロの超スローカーブを投じ、打者の牧原大成内野手からストライクを奪ったことでも話題になった

こうしたスローボールの使い方は、相手打者のリズムを狂わせることを狙っており、高度な投球術と言える

シリーズ全体を振り返ると、25日の第1戦では阪神が2-1で逆転勝ちし、勢いを見せた

しかし、26日の第2戦でソフトバンクが10-1と大勝すると、続く第3・4戦では2-1、3-2という僅差で連勝し、現在3勝1敗で日本一獲得に王手をかけている

今回の試合は阪神とソフトバンクの重要な対決であり、特に大竹投手のスローボールの使用が注目されました。遅い球速が打者にとっての難易度を上げ、戦術の重要性を再確認させる展開でした。ソフトバンクの勝利で日本一に一歩近づく一方、阪神の逆襲も期待されます。

キーワード解説

• スローボールとは？ 速球と比較して明らかに遅い球速で投じられるボール。投手が打者のタイミングを崩すためによく使われる。
• 逆転勝ちとは？ 試合の途中で点数を取り戻し、最終的に勝利を収めること。特に、点差が開いている状況からの勝利が感動を呼ぶ。
• 日本シリーズとは？ 日本のプロ野球における年度の最終的な王者を決めることを目的としたプレーオフ。セ・リーグとパ・リーグのチャンピオンが対戦する。
• 投球術とは？ 投手が打者を抑えるための技術や戦略。スローボール、速球、変化球などの組み合わせがその一環として用いられる。