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ソフトバンク、巨人に移籍の甲斐に対する人的補償として伊藤優輔を獲得

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ソフトバンクは16日、巨人にFA移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償として伊藤優輔投手(28)の獲得を発表した

この発表は今月29日に迫る補償期限を控えており、球団が右ヒジ手術から復活した最速156キロの腕を補強する方針に基づいて行われた

小久保監督も参加したオンライン会議を経て、伊藤の獲得が最終決定された

伊藤は2020年のドラフト4位で巨人に入団したが、1年目でトミー・ジョン手術を受けるなど多くの困難を経験した

彼は育成選手として再契約し、長期的なリハビリを経て、昨夏に支配下復帰を果たした

復帰後は8試合に中継ぎとして登板し、防御率は1.04を記録する好成績を残している

今シーズンは先発としての挑戦も視野に入れていた

ソフトバンクにとって「人的補償」を選択するのは球団の歴史において初の試みであり、支配下枠は今回の獲得により「65」に達した

甲斐の移籍チャネルは、球団フロントが長期的に若手選手の育成に注力する方針の一環とされている

特に、山瀬慎之助捕手(23)が注目されていたが、彼も巨人のプロテクト名簿に含まれていたため獲得は困難だった

フロントは「特別な例外」を除き、捕手を外部から補充する考えは薄いとし、若手捕手を競争させる方向にシフト

現場は海野捕手と谷川原捕手を併用しながら、実戦経験を積ませている

選手選択の背景には、金銭補償ではなく人的補償が選ばれた理由があり、シーズン前に昇格が見込める選手が少ないという判断があった

また、先発陣は有原、モイネロ、スチュワートで構成されるが、残りのローテーションはまだ決まっていないことで、伊藤の加入によって現場の選択肢が広がることが期待されている

今後、伊藤の右腕が効果的な人的補償となるのか、その成績が注目される

今回のソフトバンクによる人的補償の決定は、球団の将来を見据えた重要な戦略の一環として捉えることができる。この動きは、若手選手の育成を重視する姿勢を反映しており、今後のチーム編成に大きく影響を与える可能性がある。特に伊藤選手の加入は、先発陣や中継ぎとしての選択肢を増やし、競争を促進する効果が期待される。
ネットの反応

このニュースに対するコメントでは、ソフトバンクが人的補償で狙っていた若手捕手が、実際には巨人の選手としてプロテクトされていたことから、補償獲得が困難になる可能性が高いとされています

特に、持ち歌の捕手を引き込むことは容易ではなく、プロテクトされている選手の中で若手の山瀬がフリーになっているはずがない、という意見が目立ちます

また、捕手陣のバランスが保たれていることの重要性についても多くのコメントが寄せられています

捕手ポジションは経験が重要であるため、今年は若手選手を育てていく方針の中で、十分な戦力確保が必要だという意見がありました

ネットコメントを一部抜粋

  • 捕手に関しては経験が必要なポジションでしょうし、今年は我慢して使っていくしかないでしょうね。
  • 山瀬なんか漏れてるわけない。支配下の捕手で山瀬が一番若いのに持ってかれたら捕手の年齢のバランスが著しく損なわれる。
  • 捕手なら若手だし、甲斐よりも年上は取らないよ。山瀬一択でしょう。
  • 捕手でプロテクト3枠使ってもう1人獲ってベテランの人もいて、どうもバランスに欠く印象があるなあ。
  • ソフトバンクに行くべきと思うが、ソフトバンク側からしたら正直たいした戦力にならない選手を取る必要無しでしょう。
キーワード解説

  • 人的補償とは?選手がFA移籍する際、移籍元の球団が補填を受けるための選手や金銭を提供する制度で、選手層の維持や育成に役立てられます。
  • トミー・ジョン手術とは?主に野球選手が受ける肘の靭帯再建手術で、手術後は通常リハビリを経て復帰を目指します。
  • 支配下選手とは?プロ野球における選手契約の一つで、一定の条件をクリアした選手が登録されることで、試合に出ることができます。
  • プロテクト名簿とは?選手が他球団に指名された時に、移籍を防ぐために保持する選手のリストで、この選手が移籍できないように守られます。

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