プロ野球ドラフト会議で新たな才能が光る
東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が10月23日に実施され、多くの若手選手がプロ入りへの第一歩を踏み出した今年もスポーツニッポンのアマチュア野球取材班は、昼夜を問わずドラフトに向けた準備作業に追われた
記者として感じたことを伝えたい
指名された選手たちの素質について
記者は、2011年から2016年までNPB(日本野球機構)の審判員として活動していたその期間内に、ドラフトで指名された選手たちが2軍に昇格してくる様子を目の当たりにしてきた
彼らの中には、当初は卓越したバットコントロールを持ち、「この選手は将来首位打者になれる」と思わせた広島の内野手が、数年後に戦力外となった事例もある
一方で、当初はパワー不足とされていた選手がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場するようになったケースも見られる
したがって、ドラフトの際に各球団の指名に点数を付けることは不毛だと考えている
プロに入る選手全てに優れた素質が備わっているからだ
ドラフト日の取材スタイル
ドラフト当日が近づくと、取材先から「取材はどこで行いますか?」との質問が多く寄せられた私の答えは、会社での取材である
アマチュア野球担当キャップは、全体の動きを俯瞰する必要があるため、テレビ視聴でニュースを追いながら「穴」を埋める作業を行う
サプライズ指名に対する準備も重要な仕事の一部だ
オリックスに6位指名されたジョージア大の二刀流左腕、石川ケニー投手やHondaの左腕、片山皓心投手などの電話取材を行い、選手たちの第一声を聞くことができた
進学を選んだ逸材たち
今年の選抜高校野球で優勝した横浜高校の阿部葉太外野手はプロ志望届を提出せず、大学への進学を選択したこの決断について、彼は「高校入学時から決めていた
大学で学びたい」と語った
野球を人生を学ぶツールの一つと捉える大人の価値観が反映されている
一方、健大高崎の左腕、下重賢慎もプロ志望届を出さなかった
彼は東都大学野球リーグでの腕を磨くことを決意しており、次年度のリーグ戦に向けて準備を進めている
大学進学を選ぶ選手たちの成長にも注目が集まる
まとめ
今年も多くのドラマが生まれたドラフト会議2026年のドラフト戦線はすでに始まっている
プロ野球のドラフト会議は若手選手たちの未来が大きく変わる重要なイベントです。今年も多くの選手が指名を受け、プロへの道を歩み始めました。その中で進学を選んだ選手も多く、彼らの成長が今後の野球界にどのような影響を与えるのか注目されています。ドラフトの結果から新たなスター選手が誕生することを期待します。
キーワード解説
- ドラフトとは?プロ野球における選手の指名制度で、各球団が若手選手を獲得するために行われるイベントです。
- NPBとは?日本野球機構の略称で、日本のプロ野球を統括する団体です。
- WBCとは?ワールド・ベースボール・クラシックの略称で、国際的な野球大会で各国代表が争います。

