社会人5年目の片山、DeNAにドラフト4位指名でプロ野球生活へ

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DeNAからドラフト4位で指名されたHondaの片山皓心(ひろみ)投手が、1日に埼玉県狭山市で長谷川竜也編成部長らに指名挨拶を受けました

片山投手は、今年のドラフトで指名された116人の中では最年長の27歳という異例の経歴の持ち主です

社会人入り後には、左肘の手術を2度行い、指名漏れの時期も経験しており、ようやくプロへの道が開けた形です

プロ入りを果たした片山投手の心境

指名挨拶の際、片山投手は「時間はかかりましたが、年齢は数字だと思っています

同じ1年目の選手に負けないよう頑張りたい」と語り、プロとしてのスタートに対する期待と決意を示しました

プロ入りまでの道のりは決して平坦ではなく、桐蔭横浜大学ではプロ志望届を出さず、Hondaに進みました

1年目には高いポテンシャルが期待されながらも、肘の手術で2度の挫折を経験しました

二度目の手術を受けた際には、プロの夢が遠のく思いを抱えたこともあったとのことです

選手としての復活と挑戦

それでも、片山選手は早期に実戦復帰を果たし、マウンドに立つことで再びプロへの挑戦意欲を燃え上がらせました

「昨年は指名漏れとなりましたが、怪我から復帰することが一番の目標でした」と過去を振り返ります

今年は2025年シーズンに向けエースを目指しながら、念願のプロ入りを果たした片山選手は、より一層の努力を続けています

長谷川編成部長の評価

長谷川編成部長は、片山投手の実力を高く評価し、「彼は先発として勝てるピッチャーです

まだまだ伸びしろがあります」と期待を寄せました

彼の成長には個人の努力だけでなく、この数年間、球団としても見守ってきたことが背景にあると言います

「まずは怪我無く1年間を乗り越えることが重要」と語る片山選手

貴重な左の先発として、彼のオールドルーキーとしての挑戦が始まります

片山選手のプロへの挑戦は、たくさんの困難を乗り越えた結果登場した喜ばしいニュースです。苦しい時期もありましたが、努力を続けた彼の姿勢は多くの人に勇気を与えます。特に、同じ世代の選手たちと同じ舞台に立とうとする彼の姿には、貴重な教訓があると言えるでしょう。
キーワード解説

  • ドラフトとは?:プロ野球選手を選ぶための抽選で、各球団が希望する選手を指名する制度です。
  • 左肘の手術とは?:肘関節に関連した手術で、投手にとっては重要な投球動作に影響を及ぼすため、復帰には時間がかかることが多いです。
  • プロ志望届とは?:高校や大学の学生がプロとして活躍したい場合に提出する書類で、これを出さないとドラフトで指名されません。

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