西武・平良海馬投手が進化に向け物理学を活用した新たなスライダーに挑戦

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西武ライオンズの平良海馬投手(25)が、さらなる進化を目指して秋季キャンプでのブルペン投球に臨んだ

ここで注目されたのは、「ジャイロ」と呼ばれる回転を利用した新しいスライダーの開発だ

平良投手は「ジャイロのスライダーの高速化を目指している」と語り、直球に対して92%の速度まで引き上げる目標を掲げた

ジャイロ回転とは?

ジャイロ回転は、球が投げられた際の回転状態の一種で、投手から見て時計回りの回転軸を意味する

この回転によってボールはより安定した飛行を実現し、変化球としての効果を高める

平良投手は「どういう回転をしているかを理解すれば、それを容易に作り出せる」と自信を見せる

テクノロジーの活用

彼は、ラプソードやハイスピードカメラといった最新のテクノロジーを駆使してボールの回転状態を分析し、自らの調整に役立てている

ラプソードは、ボールの速度や回転数を計測する機器で、ハイスピードカメラは投球の瞬間を高速度で撮影し、細かい分析を可能にする

物理学との関わり

平良投手は、物理学の重要性を自らの経験を通じて学んだことを強調し、「トレーニングも物理に基づいているので、もっと学んでおけばよかった」と振り返る

彼の研究心は厳しいプロの世界においても、彼自身の成長に結びついている

侍ジャパンでの披露
今月半ばには、侍ジャパンでこの新しい「高速ジャイロスラ」を披露する予定で、期待が高まっている

また、来シーズンは先発投手として再挑戦する計画で、球団内のメジャー挑戦を希望している今井や高橋投手の流れについても、自身の成長につながると話す

平良投手は、「セーブ王に輝いた1年間をしっかり締めくくりたい」と、自身の目標と将来への思いを語り、メジャーリーグのボールに対応できる自信を示している

今後の活躍から目が離せない

平良投手のアプローチは、今のプロ野球において技術と科学を融合させた新しい形を見せており、彼のような選手が進化を遂げることで、チーム全体のレベルアップにも寄与すると思います。また、物理学を学ぶことが競技スポーツにどれほど影響を及ぼすかを示す良い例でもあります。
キーワード解説

  • ジャイロとは?回転パターンの一つで、ボールが安定して飛んでいくために重要な要素です。
  • ラプソードとは?ボールの速度や回転数を計測するための機器で、投手が自分の投球を分析するために使います。
  • ハイスピードカメラとは?非常に速い動きも捉えることができるカメラで、投球の瞬間を詳しく分析することができます。

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