この儀式には、岸田護監督や福良淳一ゼネラルマネジャーをはじめ、選手やフロントスタッフを含む約90人が参加し、震災で命を落とした6434人の犠牲者に思いを馳せました
岸田監督の思い
岸田監督は、震災当時に中学1年生であったことを振り返り、「大きな揺れで目覚めたことをよく覚えています家の中ではタンスやテレビが倒れ、当時の情景は今でも鮮明に思い出せます」と話しました
地震発生の瞬間の感覚は今も強く残っており、震災からの復興に関して「30年経っても、悲しむ方々がいることを忘れてはいけない」と強調しました
復興への誓い
「がんばろう神戸」の掛け声が響いていた当時を思い出し、岸田監督は「オリックス・バファローズも被災地の方々に元気を届けられるよう、成果を出していきたい」と語りましたオリックスは震災後に生まれた選手がほとんどであり、この記憶を風化させず、次世代に伝えていくことが重要だと述べました
オリックス・バファローズが、阪神・淡路大震災から30年を迎え、選手たちが神戸の方角に向かって黙とうを行ったのは意義深い行為です。岸田監督の思いも含め、地域に寄り添う姿勢が伝わります。震災の記憶は今も色濃く、若手選手たちへの伝承が重要です。
キーワード解説
- 黙とうとは?:特定の人々や出来事に対する追悼の意を表す行為のことであり、通常は手を合わせたり、しばらく静かにすることで表現されます。
- 阪神・淡路大震災とは?:1995年1月17日に発生した兵庫県南部を中心とした大地震で、6434人の死者を出し、甚大な被害をもたらしました。
- 復興とは?:壊滅的な被害を受けた地域や国家が、その生活基盤や経済、社会を再建するプロセスを指します。