ソフトバンク、米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手を指名 入団交渉は来年2月から

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 福岡ソフトバンクホークスの城島健司チーフ・ベースボールオフィサー(CBO)は、日本時間の4日、ドラフト1位で指名した米スタンフォード大学の内野手・佐々木麟太郎選手に、指名あいさつを行いました

この会談は、城島CBOがカリフォルニア州にあるスタンフォード大学を訪問した際に実施されました

 城島CBOは、先月のドラフト会議で自ら引き当てたくじに、自身のサインとともに、王貞治球団会長のサインを加えて麟太郎選手に手渡しました

先月下旬には、岩手県花巻市にある花巻東高等学校を訪れ、麟太郎選手の父であり同校の監督を務めている洋氏にも指名あいさつを行っています

 城島CBOは「麟太郎くんは何十年もチームを引っ張っていける存在」と高校通算140本塁打を達成したその長打力を高く評価し、リーダーシップを含む人間性にも大いに期待を寄せています

しかし、この日の訪問は主に挨拶にとどまり、具体的な交渉には進展しなかったと伝えられています

 なお、日本のプロ野球(NPB)は、メジャーリーグベースボール(MLB)や全米大学体育協会(NCAA)との規約に基づいて、ドラフト指名や契約に関する手順を確認しています

そのため、ソフトバンクはスタンフォード大の監督からの承認を得た後に選手への意思確認が可能であるものの、NCAAの規約により具体的な交渉や契約は現時点では行えません

 予想される麟太郎選手との本格的な入団交渉は、来年の2月にスタンフォード大学の全日程が終了し、来年6月頃から始まる見込みです

麟太郎選手は「ソフトバンクホークスに指名していただいたことは大変名誉なことです

今はスタンフォード大学の授業と来年のシーズンに全力で集中しています」とコメントしています

今回の佐々木麟太郎選手への指名は、ソフトバンクが将来を見据えた重要な一手であると言えます。高校通算140本塁打という実績は、その期待の高さを物語っています。リーダーシップや人間性の評価も含め、彼の成長に今後のプロ球界が注目していくことは間違いありません。
キーワード解説

  • ドラフトとは?:ドラフトは、プロスポーツチームが新たな選手を獲得するための選考制度です。多くの選手が各チームに指名される中で、チームが選手を選ぶ権利を持ちます。
  • 長打力とは?:長打力は、選手が遠くに打球を飛ばす能力を指します。ホームランや二塁打、三塁打を多く打てる選手は、この能力が高いと言われます。
  • NCAAとは?:全米大学体育協会(NCAA)は、アメリカ合衆国における大学スポーツのチャンピオンシップや大会を運営する組織で、大学のアスリートに厳格な規則があります。

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