この拡大ベースは、従来のベースより一辺が3インチ(約7.6センチ)大きく、選手たちはその影響を体感しながら投内連係や走塁練習に取り組んだ
拡大ベースの特徴とその影響
この拡大ベースの導入により、選手たちはタッチプレーにおけるタッチの幅が広がる内野手の村林一輝(28)は、「思っていたよりも大きい」とそのサイズに驚きを隠せない様子で語った
走者はベースを通過する際、より選択肢が広がることになり、戦術に影響を与える可能性がある
選手の声
過去に拡大ベースを使用した経験がある牧秀悟内野手(27)は、「慣れてきたが、守備のタッチプレーには違和感がある」と述べ、調整が必要であることを示唆一方で、走塁面では新たなチャンスともなり、森下翔太外野手(25)は「この変化をプラスに捉え、盗塁数が増えることに期待している」と前向きな姿勢を強調した
今後の課題と展望
侍ジャパンは今後、10日の広島戦や15、16日の韓国との強化試合を通じて、実戦での課題と収穫が明らかになることが期待されている村林は「実戦を通じてさまざまな課題が浮かび上がると思う」と語り、アジャストメントの重要性を説いた
WBCに向けて選手たちは「順応の秋」を目指し、さらなる精度を求めて練習に励む
取材・執筆:久保賢吾今回の拡大ベース導入により、侍ジャパンの選手たちは新たな環境でのプレーに取り組むことになります。特に盗塁の機会が増える可能性があり、選手にとっては嬉しい挑戦と言えます。実際の試合でどれだけ効果が表れるかが今後の注目ポイントです。
キーワード解説
- 拡大ベースとは? ボールが投げられた際の走者の安全を高め、守備がしやすくなるように一辺が従来よりも広がったベースのことです。
- タッチプレーとは? 野球において、走者がベースに触れるかどうかを競うプレーで、守備側はボールを持った状態で走者に触れることでアウトを取ります。

