横浜DeNAベイスターズ、腸内環境を基にした選手サポート手法を発表

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 横浜DeNAベイスターズとちとせグループは7日、微生物を活用した新たな選手サポート手法「ちとせメソッド」を2023年から進めていることを発表しました

この手法では選手の腸内環境データを基に、食事や生活習慣を個別に最適化し、体組成やコンディション、食習慣の各面でのパフォーマンス向上が目指されています

 腸内細菌叢とは、腸内に住む微生物群のことです

これらの微生物は、消化機能や免疫力に影響を与えるだけでなく、精神的な健康にもかかわることが研究で明らかになっています

このため、選手たちの腸内環境へのアプローチは身体能力やパフォーマンスの向上に寄与することが期待されています

 選手の松尾汐恩は、「今までは自分が食べたいものを中心に食事をしていましたが、キノコ類や海藻類を意識的に取り入れるようになりました

その結果、腸内の調子が良くなり、翌日の体調にも良い影響を感じています

」とコメントしました

 また、平良拳太郎も「腸内環境について学び、食生活が劇的に変わりました

具体的には、朝食に炭水化物を摂るようになり、発酵食品を意識的に取り入れています

自分の身体に合った食材や量、摂取タイミングを調整できるようになり、コンディションが安定しています

」と話しました

 この取り組みは、すでに高いレベルで競技を行っているトップアスリートにとっても、腸内環境への取り組みがさらなる身体能力の向上に寄与することを示しています

横浜DeNAベイスターズが腸内環境に基づく「ちとせメソッド」を導入し、選手たちの食生活やコンディションを改善する取り組みが注目されています。特に、選手の声からは、細やかな食事の調整が体調に良い影響を与え、パフォーマンス向上に寄与している様子が伺えます。
キーワード解説

  • 腸内細菌叢とは?腸内に住む多様な微生物の集まりで、消化や免疫機能に関与し、健康全般に影響を与えます。
  • パフォーマンス向上とは?運動選手が持つ能力を最大限に引き出し、競技の結果を改善することを指します。
  • 発酵食品とは?微生物の働きで作られた食品で、健康に良い成分を含むことが多いです。例としては、キムチやヨーグルトなどがあります。

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