巨人、秋季キャンプで紅白戦を実施 – 新たな攻撃スタイルを模索

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 「巨人紅白戦、白組1-3紅組」(8日、ジャイアンツタウンスタジアム) 巨人は8日、ジャイアンツタウンスタジアムでの秋季キャンプで紅白戦を実施した

この試合では、積極的な機動力を活かした作戦が展開され、両チームで合計7盗塁を記録する快進撃を見せた

 主砲の岡本選手が米大リーグ挑戦を表明する中、チームは様々な得点への道筋を模索している

阿部監督は試合に先立ち、「せっかくの実戦

練習もしているし、それがどうできるのかを見たかった」とコメントし、選手たちの実践力を試す場としての重要性を強調した

 試合の中盤、三回の二死一、三塁の場面で紅組は、一走・佐々木選手が二盗を試み、捕手の送球を見て三走・門脇選手がスタート

これにより、見事な重盗が決まり、先制点を奪った

重盗とは、同時に複数の走者が盗塁を成功させる作戦であり、敵チームにとっては守備の混乱を誘う有効な手法となります

 その裏、白組も無死一、三塁の好機を作り、エンドランを仕掛けた

エンドランは、走者が盗塁の準備をしつつ、バッターが打球を飛ばすことを目的とする戦術です

大津選手が遊ゴロを打ち、三走が生還して同点に持ち込む

しかし、五回には紅組が再び重盗を試み、捕手の三塁への悪送球が絡み、勝ち越しを果たした

 本盗を決めた門脇選手は、「そういうチームに変わるんだというのがすごく伝わる」と語り、選手たちの意識改革が進んでいることを示唆した

阿部監督も「点が入れば何でもしようかなと思っている」とし、多彩な攻撃を可能とするチーム作りに取り組む姿勢を見せた

今回の秋季キャンプでの紅白戦は、巨人が新たな攻撃スタイルを模索していることを示す重要な試合でした。選手たちが積極的に機動力を駆使したプレーは、試合に活気を与え、今後のシーズンに期待感を抱かせます。
キーワード解説

  • 重盗とは?同時に複数の走者が盗塁を試みて成功させること。
  • エンドランとは?走者が盗塁の準備をしつつ、バッターが打つことを目的とした戦術。

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