日本ハム畔柳、秋季キャンプで新球シュート習得を目指す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日本ハムファイターズの畔柳亨丞投手(22)が9日、エスコンフィールドで初の秋季キャンプを無事に終え、多くの収穫を得たと語った

キャンプ中、同球団の新庄剛志監督からの指示を受け、新球種であるシュートの習得に取り組む一方で、既存のフォークボールの改良にも励んだ

このシーズンの最終盤に1軍昇格を果たし、クライマックスシリーズ(CS)の経験もした畔柳は、来季のさらなるブレークを目指し、北海道で成長の基盤を築いている

充実の秋季キャンプを振り返る

畔柳は秋季キャンプを終えた後、充実した表情で「フォークとシュートをしっかり習得することができ、体の使い方についても多くの見直しができた」と振り返った

特に、新球のシュートは次のシーズンへの大きな武器となることが期待されている

「シュートは現役時代に投げていた武田投手コーチに相談しながら習得した」と語り、右打者に対する被打率の高さを意識した結果、この新球を学ぶことにした

シュートとフォークの習得

シュートを習得する背景には、右打者に対する被打率が高いという課題があった

シーズン中には武田コーチから「シュートが欲しい」と言われていたことが影響している

キャッチボール中に試投を行うなど、無理のない形で新球を取り入れることに成功した

また、フォークボールに関しては金子投手コーディネーターの指導を受け、改良のポイントを把握

彼のアドバイスにより、「もう1つ、落ち幅が欲しい」という目標をクリアすることができた

来季への意気込み

畔柳は今季6月に右肘を痛めたが、9月13日に1軍に昇格し、クライマックスシリーズでの試合にも参加

「きっかけをもらい、結果も出せたと思う」と語り、オフの期間中には新球シュートと改良フォークを一層磨き、2026年シーズンの飛躍に繋げる覚悟を見せている

【木下大輔】畔柳投手の秋季キャンプの成果は、彼の成長を示す重要なステップだと感じます。新球シュートやフォークの改良は、彼の投球の幅を広げるだけでなく、来季のマウンドでの力強さを期待させます。今後の活躍に注目が集まるでしょう。
キーワード解説

  • シュートとは?→シュートは、投手がボールを投げるときに左右にカーブしながら飛ぶ球種のことで、主に右打者に対する抑えが期待されます。
  • フォークボールとは?→フォークボールは、投手がボールを握り、リリース時に急激に落下させる球種で、打者にとっては打ちづらいピッチです。
  • クライマックスシリーズ(CS)とは?→クライマックスシリーズは、プロ野球のプレーオフ形式の試合で、上位チーム同士が勝ち抜き戦を行います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。