巨人・阿部監督、来季の内野布陣に期待を寄せる

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巨人は9日、秋季キャンプの第3クール最終日を迎えたが、天候不良によりジャイアンツ球場の室内練習場でのみ実施された

阿部慎之助監督(46)は、来季の内野布陣についての見解を述べ、「大いにチャンスはあると思うよ

みんなで競争するんだから」とスタメン候補の選手たちに競争意識を促した

選手の状況と布陣の不透明さ

今シーズン三塁手として活躍した岡本は、ポスティングシステムを利用することでメジャーリーグへの移籍を希望している

一方で、正二塁手の吉川は10月下旬に「両側関節鏡視下股関節唇形成術」という手術を受けており、現在はリハビリに取り組んでいる

阿部監督は吉川について、復帰時期が明確ではないとし、開幕を考慮しない方が良いとの見解を示した

競争の必要性

遊撃手として今季132試合に出場した泉口が控えるものの、一塁においてはリチャードや増田陸らの起用に悩んでいる

岡本の去就や吉川の回復状況により、来季の一、二、三塁すべてが未定という不安定な状況だ

「どうしていくのか整理して考えるのが僕のオフの仕事かなと思ってるので、大いに悩ませていただければありがたいですよね」と阿部監督は語った

今後の展望

来る11日からキャンプは最終クールに突入する

監督は選手に対し、「やることは変わらないと思うので、レギュラーになりたい人は練習して、頑張っていただきたいですね」と、自身の期待を込めたメッセージを送った

今季の巨人は内野の選手構成に不透明感が漂い、特に岡本選手のメジャー移籍希望や吉川選手の手術後のリハビリなど、戦力の調整が課題とされています。阿部監督は選手の競争を促しつつも、慎重に状況を見守る姿勢を示しています。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?選手が海外のリーグに移籍するために使用する手続きの一つで、チームが選手の契約権を他チームに売却することを許可する。
  • 関節鏡視下手術とは?関節内を観察しながら、特殊な器具を用いて治療する手術方法で、比較的侵襲が少ない。
  • リハビリとは?病気やケガからの回復に向けて、身体機能を改善するための一連の治療やトレーニングを指す。

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