村上宗隆選手、MLB挑戦に強烈警告を受ける

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米国で「日本のベーブ・ルース」と称される東京ヤクルトスワローズの村上宗隆内野手(25)が、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグベースボール(MLB)への移籍を目指す動きが注目されています

村上選手は8日、日本選手として最速でポスティングシステムの申請を提出し、全30球団との交渉が開始されました

交渉期限は米国東部時間12月22日午後5時(日本時間23日午前7時)までとされています

米メディアは彼に対して「9桁(1億ドル=約154億円)」の大型契約が予想されており、オフシーズンの目玉選手の一人として注目を集めています

しかしその一方で、レッドソックスなどで活躍した元選手のルー・メローニ氏(54)が村上選手に対して警告を発し、話題になっています

現在テレビ解説者として活動しているメローニ氏は、村上選手が昨シーズン、NPB(日本野球機構)で時速93マイル(約149.7キロ)を超える速球に対して打率9分5厘を記録したというデータを引用し、「これが本当なら、彼は金の無駄だ

近づくな」とツイートしました

村上選手の3023年シーズンにおける93マイル以上の速球に対する打率は、2022年は3割2分7厘だったものの、23年には1割2分8厘、24年には1割9分と低下しています

通算成績を見ても、NPB在籍8年間で93マイルを超える球に対しての打率は1割8分8厘に留まっており、265本の本塁打のうち93マイルを超える球を打ったのはわずか16本です

さらに、MLBでは平均して93マイルを超える速球を投げる投手が242人存在しています

メローニ氏はまた、村上選手の空振り率に関するデータについても言及し、「村上の過去3シーズンの空振り率は右投手に対して37.8%、左投手に対して33.4%であり、2024年シーズンのメジャーリーグ打者の平均空振り率は約25%となっている」と指摘し、「この男はもう出られない」とコメントを寄せました

村上選手は1998年から主にレッドソックスでプレーした経歴があり、423試合に出場して打率2割7分1厘、14本塁打、125打点を記録しました

2000年には日本の横浜ベイスターズ(現DeNA)に加入しましたが、打撃不振により途中退団し、その後再びレッドソックスに復帰しています

村上宗隆選手のMLB挑戦が注目を集める中、元選手のルー・メローニ氏からの厳しい指摘が話題になっています。ポスティングシステムを用いた移籍の権利を得た村上選手ですが、実績の数字を見るとメジャーで通用するか不安が募ります。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは? ポスティングシステムは、外国に所属する選手がメジャーリーグチームと交渉するために、自分の権利を行使する仕組みです。これにより、選手は新しい契約を結ぶことができます。
  • 空振り率とは? 空振り率は、打者がストライクゾーンでボールに打ち損じた回数の割合を指します。高い空振り率は、打者がミスを犯す機会が多いことを示しており、打者の技術向上が求められます。

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