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広島・島内颯太郎、登板数最多奪回に向けて速球とフォークに磨きをかける

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広島東洋カープの島内颯太郎投手(28)が、2025年1月17日にマツダスタジアムで自主トレーニングを行い、今シーズン、チーム最多の登板数を目指す意気込みを見せました

昨シーズンは62試合に登板し、その年のチーム最多記録を持つ島内ですが、昨季は同じ学年である栗林投手の60試合に次ぐ成績となりました

これを受けて、リベンジを果たすために、今年のオフには直球の握りを見直し、速球をより強化することを決意しました

島内は登板数を「信頼の証」と表現し、「ブルペンで名前が呼ばれる回数が多いほど、チームから頼りにされている」とし、再びチーム最多を目指す姿勢を示しました

昨季の成績は11勝6敗、24ホールドというもので、セットアッパーとして58試合に登板した彼は、栗林投手に次ぐ存在感を示しました

彼は直球の質の向上に取り組む中で、握り方を変更し、回転数を増やすための工夫を続けていると語ります

これまでは強く握るスタイルだったが、より良い球の回転を得るため、様々な指の使い方を試行錯誤中です

さらに、フォークボールという第3球種の習得にも力を入れており、昨季のカーブ習得の苦労を糧に、理想のフォークを目指しています

「速いフォークを投げたいので、140キロ中盤くらいの球速で、落ち幅が小さめのフォークを狙う」と語る島内は、フォークを得意としている先輩たちからアドバイスを受けながら、技術の向上を図っています

「8回を投げたいので、ポジションを譲る気はない」と意気込みを持つ島内投手が、開幕に向けて着実に準備を進めています

島内選手が自身の成長に向けた取り組みを進める姿勢には、多くのファンや同僚からの期待が寄せられています。特に、直球とフォークボールを巧みに使い分けることで、彼の投球スタイルが一層多様化することが期待されています。信頼を勝ち取り、チームへの貢献を目指す彼の姿は、野球に対する情熱の表れと言えるでしょう。
キーワード解説

  • 登板数とは?:投手が公式戦で投げた回数のことで、一般的に多くの登板数があればあるほど、その投手が信用されている証しとされています。
  • 直球とは?:野球の投球の中で最も基本的な球種で、速球とも呼ばれ、打者に対して最も直接的なピッチングスタイルです。
  • フォークボールとは?:投手が投げる球種の一つで、ボールが落ちる特性を持ち、打者にとっては非常に打ちづらい球です。
  • セットアッパーとは?:試合の中で、クローザー(最後の1イニングを投げる投手)の前に登板して相手打線を抑える役割を持った投手のことです。

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