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川尻哲郎氏、阪神・淡路大震災を経験しプロ野球選手としての道を歩む

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プロ1年目に直面した大震災

元阪神、近鉄、楽天の投手であり、現在は東京・新橋でスポーツバー「TIGER STADIUM」を経営する川尻哲郎氏は、プロ入りした1995年1月17日に阪神・淡路大震災に遭遇しました

この地震は、マグニチュード7.3の直下型地震で、特に震源に近い地域では大きな被害が出ました

地震後の練習環境の変化

地震の影響で横浜に移動し、古巣の日産自動車で自主トレーニングを行うこととなりました

この自主トレとは、選手が自己管理で行うトレーニングのことを指します

高知・安芸キャンプの開始時には、まだプロ野球選手としての自覚が薄かったと語ります

オープン戦での挑戦

キャンプ終了後、オープン戦では思わぬ苦境に立たされます

オリックスの岡田彰布選手との対戦では、なかなか打つことができず、2軍落ちの危機に直面しました

岡田選手は、打撃力に定評がある内野手で、川尻氏はこの相手に対して多くのプレッシャーを感じていたようです

ドラフトでの選択と意気込み
川尻氏は1994年のドラフト会議で阪神から4位で指名され、入団交渉はスムーズに進みました

「プロに入ることが目標ではなく、その後の成功を目指す」との強い意志を持っていたことが、後のキャリアに影響を与えたと言います

震災の影響とその後

阪神・淡路大震災が発生したのは、彼が入寮してからわずか1週間後でした

川尻氏は、地震の揺れには驚いたものの、大きな怪我はありませんでしたが、日産のシーマという新車が泥に埋まるなどの被害を受けました

このような困難な状況の中でも、プロ野球選手としての姿勢を崩すことはありませんでした

川尻氏が阪神・淡路大震災を経験したことで、プロとしての道を歩むきっかけやその後の意識の変化が強調されています。震災という厳しい状況の中でも、挫折を乗り越えて努力する姿勢が、後の成功に繋がったに違いありません。
キーワード解説

  • 自主トレとは?選手が自らの判断で行うトレーニングのことで、試合やキャンプの期間外に体力や技術を向上させるために行います。
  • ドラフトとは?プロ野球チームが新しい選手を契約するための選抜イベントのことで、若手選手の登竜門となる重要なステップです。

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