久保拓真、トライアウトでの挑戦を経て再びプロの舞台を目指す

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日本プロ野球選手会が主催する「エイブルトライアウト2025~挑め、その先へ~」が12日、マツダスタジアムで行われ、38名の選手が参加しました

トライアウトとは、選手がプロチームに入団するための評価を受ける機会で、特に新たな契約を目指す選手にとって重要な場となります

今回は、現役引退から打撃投手を経て今季、関西独立リーグ・堺で現役復帰を果たした元ヤクルトの久保拓真選手(29)が注目を集めました

久保選手は、トライアウトで打者に対して三者に投球し、1安打を許しました

初球で先頭打者の松原選手に右前打を献上したものの、その後は山足選手を遊飛、宇草選手を遊ゴロに抑えました

久保選手は、「左のインサイドに投げきれないと生きる道がない」と課題を口にしつつ、ボール先行で進む展開について反省の意を示しました

「ヒットも打たれたが、ゴロを打たせるのが大前提

低めにしっかり投げた」と振り返りました

福岡の自由ケ丘出身で、18年のドラフト7位でヤクルトに入団した久保選手

ヤクルトでの5年間では通算1勝に終わり、2023年限りで戦力外となりました

直後にトライアウトを受験するも声がかからず、翌年にはオリックスで打撃投手として活動していました

ヤクルト時代は制球難に悩んでいたものの、「打撃投手として打者に気持ちよく打ってもらおうと投げ続けていたら、コントロールが徐々に良くなった」と、彼にとっての転機を語っています

今年、久保選手は関西独立リーグ・堺で再びの現役復帰を果たし、最多勝、最多奪三振に加えリーグMVPに輝くほどの優れた成績を収めました

今後、再びNPBの舞台へと戻ることができるのか、久保選手は「人とは違う野球人生をここ数年は歩んできた

NPBに行けたら一番いいが、海外でも声がかかれば」と意気込みを語りました

久保拓真選手のストーリーは、プロ野球界での厳しさや、選手活動における試行錯誤を物語っています。トライアウトという一発勝負の場で彼が見せたパフォーマンスは、常に進化を続ける選手たちの姿勢を象徴しています。彼の今後の活躍に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • トライアウトとは?:選手たちがプロチームに入団するために行う評価試験で、新たな契約を模索する選手にとって重要なステップです。
  • 制球難とは?:投手がボールを投げる際、狙った場所に正確に投げられないことを指します。特にプロの舞台では、この制御が試合の結果に大きく影響します。
  • リーグMVPとは?:そのリーグで最も優れた成績を収めた選手に贈られる賞で、シーズンの中での総合的なパフォーマンスを評価されます。

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