ヤクルトが育成ドラフト1位指名の小宮悠瞳投手と契約、目指すは球団の顔に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
プロ野球の東京ヤクルトスワローズは、育成ドラフトで1位指名した川崎総合科学高等学校の小宮悠瞳(ゆめ)投手(18)と契約したことを発表した

2025年11月13日、横浜市内のホテルで行われた入団交渉では、支度金300万円、年俸290万円(共に推定)で合意に至った

小宮投手は背番号015が与えられ、「偶然いい番号です」と嬉しそうに語った

これには、母親の誕生日である5月15日が由来している

小宮投手は4人兄弟の長男で、末っ子との年の差は16歳

彼は「小学校2年生までは一人っ子だった」と振り返り、ソフトボールの選手であった両親との野球の思い出も大切にしている

彼は、特に母親が試合中に感情豊かに反応することが印象に残っているという

「母は涙もろいんですが、試合で活躍して母を泣かせたい」と語る彼の目には輝きが宿る

身体能力の高さを誇る小宮投手は、しなやかな腕の振りから最速143キロの直球を投げる本格派の左腕であり、将来的にはヤクルトの先発ローテーションに名を連ねたいと考えている

高校では建設工学科の都市システムコースに在籍し、測量や木工を通じた橋の建設などの実習も行っていた

プロ野球選手としての設計図を明確に描いており、「1年目はしっかり体をつくり、2年目から支配下登録を目指す」と決意を表明した

将来的には「球団の顔となれるようなピッチャーになりたい」とし、タイトル獲得についても「最多奪三振と最多勝を取りたい」と強い意気込みを示した

小宮悠瞳投手の入団はヤクルトにとって明るいニュースです。彼の強い意志と目標設定は、プロキャリアの成功を予感させます。若い選手が育成されることは、チーム全体の将来にとって重要な要素です。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは?:プロ野球チームが若手選手を獲得するための制度で、育成契約を結ぶ選手を指名します。
  • 支配下登録とは?:プロ野球選手が球団と正式に契約し、一軍でプレーする資格を得ることです。
  • 支度金とは?:選手が入団する際に支給されるお金のことで、選手の初期費用や生活費を支援するものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。