小久保監督、正力松太郎賞を受賞 5年ぶりの日本一達成に貢献

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 プロ野球界において、最も顕著な貢献を行った球界関係者に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が、2025年11月13日に東京都内で開催され、福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀監督(54)が受賞することが決定しました

小久保監督の指導のもと、ソフトバンクは今季リーグを連覇し、5年ぶりとなる日本一に輝きました

これが彼にとって初めての受賞となります

 小久保監督は自身の受賞について、「今年こそは頂上まで登りきるという思いがあった

選手たちがそれぞれの役割を理解し、勝利を信じて最後まで戦い抜いてくれたことで、この成果が得られた」と意義深く述べました

さらに、「この賞はソフトバンクという組織全体の努力の結果」とし、チームの結束を称賛しました

 彼が監督に就任して2年目、早くも設立された受賞は、選考委員会の座長である王貞治球団会長からも絶賛されました

特に、日本シリーズにおける短期決戦での判断力が高く評価されました

日本シリーズでは阪神との対戦において、継投や代打の起用などで積極的な采配を見せ、第4戦で先発の大津を代えて近藤を起用し、追加点を挙げるなど、果敢な戦法が功を奏しました

 王会長は、小久保監督の采配を称賛し、「昨年の悔しさが生きている」と、その成長を評価しました

昨シーズンの日本シリーズでは、敵地で連勝スタートを切りつつも、4連敗で敗退したことを振り返り、「データに頼りすぎて迷いが生じた」と反省

その反省を踏まえ、今年は選手の動きと自らの決断を重視し、リーダーシップを強化しました

 こうした勇敢な決断が、5年ぶりの栄冠につながったのです

しかし、小久保監督はすでに次の目標、リーグ3連覇に向けた意識を持っており、再び同じ手法では勝てないと警戒しています

今後も決断力をさらに磨き、プロ野球の発展に寄与していく意向を示しました

小久保監督が正力松太郎賞を受賞したことは、彼の成長とチームの結束を象徴しています。過去の失敗から学び、今季は選手との信頼関係を築き上げた結果として評価され、球界にとっても重要な成果です。これからのさらなる挑戦に期待が高まります。
キーワード解説

  • 正力松太郎賞とは?日本のプロ野球界で顕著な貢献をした関係者に授与される賞で、野球の発展と振興を目的としている。
  • 決断力とは?短期決戦において、迅速かつ的確な判断を下す能力で、重要な場面で勝敗を左右する要素となる。

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