プロ野球FA宣言選手、2025年の中日ドラゴンズの獲得候補を探る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
争奪戦の火蓋が切って落とされた

プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言選手が12日に公示され、今年は計8選手が名乗りを挙げた

中日ドラゴンズにとって、獲得すべき選手について考察していく

まず、前提として中日から海外FA権を行使した松葉貴大投手の去就が注目される

プロ13年目を迎えた35歳の左腕松葉は、今季がキャリアハイとなったものの、依然として課題となるスタミナ管理が求められる

しかし、経験豊富な松葉選手は、120イニングの先発が可能と見られ、チームにとって重要な戦力であることは間違いない

中日の投手陣は層が薄く、特に松葉に代わるピッチングスタッフの不在が悩みの種である

高橋宏斗投手は安定した成績を挙げているが、金丸夢斗や大野雄大投手の台頭が待たれる中、松葉の残留は必須と考えざるを得ない

FA市場では先発投手の獲得にも挑戦したいところだ

具体的には、ソフトバンクの東浜巨選手と楽天の則本昂大選手が挙げられる

東浜は強力なシンカーを持ち味とする右腕で、今季も防御率2.51と安定した成績を残しているものの、出場機会が限られている

推定年俸1億5000万円とBランクの補償が必要だが、常勝ソフトバンクの選手を中日に迎える意味は大きい

一方、則本は楽天のエースとしての実績があり、来季から救援投手に転向する可能性がある

年俸3億円の長期契約が満了し、今後の争奪戦が予想される中、三重中京大学出身という地縁もあり、中日への移籍の可能性は十分にある

また、野手ではDeNAの伊藤光捕手の獲得についても考えられる

18年間にわたりオリックス、DeNAで活躍してきた名捕手だが、今季は出場機会がわずか6試合と、他チームに比べ出場機会が制約されている

しかし、中日の捕手陣には石伊雄太選手が台頭しているものの、2番手以下は混沌としているため、チャンスが広がる可能性がある

愛知県出身の伊藤選手が地元に帰って活躍する姿も期待されたくなる

今回のFA宣言選手の中には、チームに新たな風をもたらす可能性を秘めた選手が多く見受けられます。中日ドラゴンズにとって、若手の成長が期待される中で経験豊富な選手の獲得は、チームの強化に寄与することでしょう。今後の展開に注目です。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?他のチームに移籍することを希望する選手が自らの意志で市場に出ることを指します。
  • 防御率とは?投手が投げたイニングに対し許した自責点の割合を示す指標で、低いほど優れた投手とされます。
  • シンカーとは?ボールが落ちるように変化する投球で、打者にとって打ちにくい球種の一つです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。