宮﨑は埼玉栄高等学校から東京農業大学を経てプロ入りし、彼のキャリアには波乱があった
2022年の育成ドラフトでソフトバンクに入団したものの、プロ入り初年度にトミー・ジョン手術(肘の靭帯再建手術)を受け、実質的にプレーができるまでには時間を要した
今年から本格的にプレーが可能となり、二軍で目覚ましい活躍を見せた宮﨑は、7月下旬に支配下登録を果たし、一軍でも2試合を無失点で抑えた
二軍での成績は31試合に登板し、2勝3敗3セーブを記録、奪三振率は9.77と高水準、さらに防御率は2.57の好成績を残している
宮﨑は平均140キロ後半のストレートを基本に、130キロ後半のカットボールとチェンジアップを駆使するパワー型の左腕投手である
ロッテにとって、今季は救援陣の強化が急務であり、彼の加入はその点でも大きな期待が寄せられている
近年、ソフトバンクでは育成契約を続ける選手が他球団へ移籍する傾向が見られ、昨年には三浦 瑞樹や仲田 慶介がそれぞれ中日や西武に移籍した
今回は宮﨑がその次のケースとなり、各球団の人材獲得における競争がいっそう激化することが予想される
今回の宮﨑選手の支配下契約は、彼の努力と成長が結実した結果です。ロッテも救援陣の強化を図りたい中で、彼の加入は大きな意味を持つのではないでしょうか。将来的に一軍での活躍が期待される選手であり、注目が集まります。
キーワード解説
- トミー・ジョン手術とは?:肘の靭帯を再建する手術で、主に投手が受けることが多く、完治まで長い期間を要することがある。
- 支配下契約とは?:プロ野球選手がチームに正式に所属することを指し、支配下枠に入ることで一軍選手として活動できる。
- 育成契約とは?:主に若手選手を対象にした契約形態で、支配下選手ではないが、チャンスを与えられる。
- 奪三振率とは?:投手が三振を奪う確率を示す指標で、高い数値は投手の能力が高いことを意味する。

