今季、先発ローテーションの柱である今井達也選手と髙橋光成選手が米球界に挑戦することが予想され、守護神であった平良海馬選手も来季から先発へ転向する見込みです
甲斐野選手は、「僕の能力が上がれば、必然に(抑えを)任せてもらえるようになると思いますし、そうならないといけないと思う
しっかり期待に応えられる自分になっていきたい」と、自身の成長に対する強い決意を示しました
今季のパフォーマンスと課題
今季彼は「勝利の方程式」と称される投手陣の一翼を担い、47試合に登板して2勝3敗33ホールド、防御率2.47という素晴らしい成績を収めました特筆すべきは、17試合連続無失点を記録した点で、これは投手としての安定感を各方面で証明しています
甲斐野選手は、「(プロ)1年目以来にけがなく1年間投げられたのは大きかった」と振り返りますが、同時に「ハードヒット率や空振り率など、投手としての指標の数字はまだまだ実力不足」と自覚し、さらなる向上を目指しています
秋のトレーニングに取り組む姿勢
さらなる飛躍を目指し、彼は今秋、フィジカル強化とともに二つの新球種の習得に取り組んでおり、この日もブルペンで新しい球種の練習をしていました「本当はもっと早く終わる予定が、新しい球種の練習が楽しくて、多めに投げちゃいました」と充実した表情で語り、誕生日を祝して多くのファンからの祝福を受け取りながら、「ここからが伸びしろやと思っています
余裕をこける立場ではないので、オフも練習し続けます!」と、前向きな姿勢を貫いています
西武ライオンズの甲斐野央選手が29歳の誕生日に守護神としての意欲を強調したことは、来シーズンへの期待が高まる要素となります。彼の意識の高さと努力する姿勢は、多くのファンにとっても励みとなるでしょう。特に新しい球種の習得に意欲的なのは、彼の成長を物語っています。
キーワード解説
- 守護神とは?:野球において、試合の最終局面で相手チームの得点を防ぐ役割を担う投手のことを指し、通常は打者に対する抑えの能力が求められます。
- ハードヒット率とは?:投手が投げた球が打たれて、打者がバットの芯で捉えられた割合のことを指します。この指標が高いと、打たれる確率が増加し、成績に影響を及ぼします。
- 空振り率とは?:打者が投手の投球に対して空振りをした割合のことで、高い空振り率はピッチングのクオリティを示す指標です。

