ヤクルト青柳晃洋が故郷に図書カード寄贈、経験を語る場面も

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東京ヤクルトスワローズの青柳晃洋投手(31)が19日、故郷である横浜市鶴見区の小学校や保育園に総額80万円相当の図書カードを寄贈した

この取り組みは、地域貢献の一環として行われ、青柳選手は駒岡小学校と市場小学校けやき分校を訪問し、子どもたちとの交流を深めた

訪れた小学校では、小学生から「一流になれる人」の秘訣を尋ねられた青柳選手は、笑顔を浮かべながら次のように語った

「いい質問だけど、難しい質問だね」とし、続けて自身の体験談を語ることとなった

青柳選手は中学時代、野球部では3年間試合に出られず、補欠として過ごしていたが、途中で諦めずに努力を続けた結果、プロ野球選手へと成長した

この信念を持ち続けたからこそ、現在の活躍があると強調し、「周りが一流を決めるのではなく、自分の目標に向かって走り続けることが重要」と述べた

青柳選手は、2021年からNPB史上初となる2年連続の最多勝および最多勝率を達成し、2022年には最優秀防御率を含む投手三冠に輝くなど、その成績で周囲を驚かせている

また、図書カードの寄贈は今年で5年目を迎えており、その背景には自身の読書体験が影響している

青柳選手は大学生になってから読書の重要性に気づいたことが、子どもたちへの励ましとしてこの社会貢献を始めるきっかけとなった

「現役選手としての活躍を続けることで、子どもたちに喜んでもらえるのだと思います

先輩選手が訪問しても感謝されるでしょうが、活躍している選手に会えることは、子どもたちにとって特別な経験であると思います」と話し、来年もこの取り組みを続ける意欲を示した

青柳選手の小学生へのメッセージや自身の成功体験を交えた寄付活動は、地域貢献の実例として非常に価値のある取り組みです。自らの経験を語ることで、若い世代に夢を持ってもらうきっかけを与えていることは大きな意義があります。
キーワード解説

  • 図書カードとは?:書店で使えるプリペイドカードで、特定の金額をあらかじめチャージしておくことで本を購入できる仕組みです。
  • NPBとは?:日本プロフェッショナル野球の略で、日本のプロ野球を統括する組織です。全国に所属球団があり、各チームがリーグ戦を戦います。

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