阪神ドラフト1位、立石正広内野手が守備力向上を狙いグラブにこだわり

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 阪神タイガースのドラフト1位選手、立石正広内野手(22歳、創価大学)が、プロ野球選手としての新たなスタートに向けて、守備力の向上を目指し3種類のグラブを持参することを20日に発表しました

立石選手は、ローリングス社の道具を使用することを選び、内野用グラブの製作においては、米大リーグ・カージナルスの名選手ノーラン・アレナド(34歳)や、読売ジャイアンツの岡本和真(29歳)のモデルを参考にしています

 立石選手は身長180センチ、体重87キロの体格を持ち、打撃力はもちろんのこと、強肩を活かした守備でも一流を目指す意向を示しています

「守備も頑張りたい」という言葉の通り、彼は内野用グラブの選定に入念に時間をかけました

最終的に選ばれるグラブは、ポケットが深めのものとなる予定です

アレナド選手は、2017年から2022年までの6年間でプラチナゴールドグラブ賞を受賞している実績の持ち主であり、岡本選手も三塁および一塁で計3度のゴールデングラブ賞を獲得しています

 また、立石選手は内野手としてのスタートが期待されているものの、二塁や三塁以外にも外野用グラブや一塁ミットも準備しており、複数ポジションを守ることができる強みを持っています

これにより、今季の阪神タイガースの守備陣容は大きく変化する可能性があり、立石選手には即戦力としての期待がかかっています

 立石選手は、4日の横浜市長杯準決勝・神奈川大学戦で敗れ、大学野球生活に終止符を打ちましたが、19日には明治神宮大会の決勝を観戦し、青学大・中西選手の活躍に刺激を受けたと報じられています

プロ選手としての準備が整いつつある立石選手は、来年1月の新人合同自主トレーニング中に内野用グラブが届く見込みで、春季キャンプまでには外野用グラブが手渡される予定です

 今季阪神では、遊撃手と左翼手以外のポジションがほぼ固定されていたため、立石選手が加入することで新たな競争が生まれることが予想されます

藤川監督は、選手が複数のポジションを守ることはプラスになるとし、立石選手の多才さが今後のチームにとって重要な要素となることを強調しました

立石選手の守備力向上を目指す姿勢は、プロ野球選手にとって非常に重要な要素と言えます。グラブに対するこだわりや、複数ポジションをこなせる能力を持つことは、チームへの貢献度を高め、即戦力としての期待に応えることにもつながります。阪神の守備陣が今後どのように変化するのか注目が集まります。
キーワード解説

  • グラブとは? 野球の守備で使用する手の防具で、選手が球を捕るための重要な道具です。
  • 内野手とは? 野球で内野を守る選手のことで、主に一塁、二塁、三塁、遊撃を担当します。
  • プラチナゴールドグラブ賞とは? メジャーリーグにおいて守備力が優れた選手に贈られる賞で、最高の守備を評価するものです。
  • ゴールデングラブ賞とは? 野球の守備力に優れた選手に贈られる賞で、特に各ポジションごとに選ばれます。

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