西武ライオンズからポスティングシステムを利用してメジャーリーグベースボール(MLB)への移籍を目指す今井達也投手(27)に、ニューヨーク・ヤンキースとボルティモア・オリオールズが興味を示していることが、現地時間27日に『ニューヨーク・ポスト』紙のジョン・ヘイマン記者によって報じられた
現在ア・リーグ東地区は、オフシーズンにも関わらず活発な動きを見せている
25日にはボストン・レッドソックスが先発右腕ソニー・グレイをトレードで獲得し、26日には今季地区王者のトロント・ブルージェイズが先発右腕ディラン・シースとの7年総額2億1000万ドルという大型契約に合意した
この動きが他の2球団にも影響を与え、補強の噂が広がっている
特にヤンキースは、地区優勝を逃した前年の反省を活かし、今井選手の獲得を狙っている
加えて、今季29本塁打を記録したコディ・ベリンジャーとの再契約を最優先としながら、カイル・タッカーなど他の選手にも目を向けて打線を強化する方針だ
一方、シーズン最下位に終わったオリオールズも今井選手を始め、5年連続で2桁勝利を収めたフランバー・バルデスの獲得へと積極姿勢を見せている
昨オフにチームを去ったコービン・バーンズの穴を埋めるため、さらなる戦力強化が急務となっている
今井選手は2016年のドラフト1位指名でプロ入りし、2018年にデビューを果たして以来、通算58勝を挙げている
最新のシーズンでは24試合に先発し、10勝5敗、防御率1.92、163回2/3投げた際に178奪三振を達成する大活躍を見せた
彼のポスティング申請が行われたのは日本時間の11月19日で、交渉期限は2026年1月3日午前7時に設定されている
今井達也選手のMLB移籍の可能性は、プロ野球ファンにとって非常に興味深い話題です。特にア・リーグ東地区はライバルが多く、選手の活躍がその後のチームに大きな影響を与えるため、今後の動向が非常に注目されます。また、キャリアのステップアップとしてMLB移籍を目指す選手にとって、このタイミングは大変重要です。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?:日本のプロ野球選手が海外のリーグに移籍する際の手続きの一つで、球団が選手を他リーグに売り出すことを可能にします。
- 防御率とは?:投手が与えた自責点の数を基に、その投手の成績を評価する指標で、数字が低いほど投手の成績が良いことを示します。

