阪神タイガースに移籍した伏見寅威選手、若手投手への期待を語る入団会見を実施

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日本ハムからトレードで阪神タイガースに加わった伏見寅威捕手(35)は、兵庫県西宮市で行った入団会見において、チームの若手投手を育てる意欲を強調した

単年契約で年俸は1億円に設定され、背番号は17が与えられた

特に、高校の後輩である門別投手などの能力引き出しに力を入れたい意向を示している

会見中、伏見選手はファイターズ時代のネクタイを脱ぎ捨て、タイガースカラーに締め直した

少し緊張した様子を見せつつも、「今年のセ・リーグチャンピオンチームに入ったことを非常に光栄に思います」と前を見つめ、自らの決意を語った

チームの最年長野手として、藤川監督は伏見選手に経験を生かした「ケミストリー(化学反応)」を期待している

会見に同席した竹内副本部長も「若いピッチャーが多いので、その選手たちの新たな面を引き出してほしい」と期待を寄せている

伏見選手もその役割を果たしたいと考えている

期待される若手投手には、東海大札幌(伏見選手の在籍時は東海大四)の後輩である門別選手も含まれている

初の開幕ローテ入りを果たした門別選手は、プロ初勝利を挙げたものの、シーズンを通しては成績が振るわなかった

伏見選手は、「年間通して投げきれない理由があると思う」とし、サポートしていく考えを示した

これまでオリックスや日本ハムで若手投手を育成してきた伏見選手は、「全てを出してあげたい」と強い意気込みを見せており、阪神の若手投手たちの成長をサポートしていくことで、チーム全体の投手層の強化につなげる考えでいる

直接の名前にちなんだことでタイガースとの縁を感じている彼だが、「うかんむりの寅で、間違って覚えられることが心配」というユーモアも交えて話し、「ちゃんとした方の字で覚えてもらえたらうれしい」と少し茶目っ気を見せた

阪神は、球団史上初のセ・リーグ連覇と日本一を目指している

伏見選手は、その力になりたいと語り、新天地での活躍を誓った

伏見 寅威(ふしみ・とらい)
1990年5月12日生まれ、北海道出身

右投げ右打ちで、身長182センチ、体重89キロ

東海大四から東海大を経て、オリックスに2012年ドラフト3位で入団

日本ハムへFA移籍した23年には、最優秀バッテリー賞を受賞した

今回の伏見選手の入団会見は、彼の抱負と若手選手への期待が強く表れていて、阪神タイガースにとっても大きなプラスになるはずです。特に彼の経験が若手投手にどのように影響を与えるか、とても楽しみです。
キーワード解説

  • 捕手とは?野球における重要なポジションで、投手が投げたボールを受け、守備や打撃においてもチームの戦力となる選手です。
  • ケミストリーとは?二つ以上のものが互いに作用して、新たな価値や効果を生み出すことを指し、野球では選手同士の相性や連携を意味します。
  • バッテリー賞とは?野球において、捕手と投手の最も優れたコンビに与えられる賞であり、実力が問われる重要なタイトルの一つです。

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