楽天中込陽翔投手、契約更改で来季の目標は「一軍定着」

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楽天の中込陽翔投手(23)は、12月1日に仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1000万円で契約を更新しました

ルーキーイヤーで迎えた今季は、2軍で41試合に登板し、30試合において3勝3敗1セーブ、防御率1.83という成績を収めました

一方で、1軍では7試合に登板し、防御率は5.40でした

中込投手は、特にファームでの経験を振り返り、「なかなか1軍で登板できなくて悔しかったですが、41試合を投げる中で、多くの気付きを得ることができました」とコメントしました

また、四国アイランドリーグ(四国IL)出身の彼は、1軍のバッターとの対戦の難しさを実感しつつも、自信をつけたことも明らかにしました

彼は「1軍のバッターは、簡単にカウントを取られてしまったり、1球で仕留められることに衝撃を受けました

しかし、右バッターへのスライダーには特に自信が持てました」と振り返ります

今オフは、スライダーを生かすためのトレーニングに加えて、直球の球速アップを目指します

「私に不足しているのは、瞬発力やジャンプ力です

それらを強化して、球速を向上させたい」と意欲を見せています

来季の目標は「一軍定着」であり、色紙にそう記した彼は、「年間50登板を目指し、これまでの経験を生かして自分を進化させたい」と前向きな姿勢を見せました

中込投手の契約更改と来季の目標は、彼の成長を感じさせる要素が多く含まれています。1年目での実績を受けて、彼が自身に足りない部分を認識し、来季に向けた明確な目標を掲げているのは非常に前向きな姿勢と言えるでしょう。特に、トレーニング内容の見直しやスライダーを生かす意識が、今後のパフォーマンス向上につながることが期待されます。
キーワード解説

  • 契約更改とは?:選手が契約条件を見直し、新しい契約を結ぶことを指します。通常は成績や市場価値に応じて変動します。
  • 防御率とは?:投手が投げたイニングあたりに与えた得点の平均を示します。低いほど優れた成績を示します。
  • スライダーとは?:野球の投球の一種で、横に曲がる軌道を持つ球です。打者にとっては打ちにくい球です。

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