湯浅選手は昨年8月に「胸椎黄色靱帯骨化症」という病気により手術を受け、今年4月に復帰を果たした
プロ入り7年目となる今季は、40試合に登板し4勝4敗、22ホールドを記録し、防御率も2.52と安定した成績を残した
最近の契約更改では、湯浅選手の復活ぶりが評価され、自己最高額の年俸アップとなった
会見では、控えめな笑顔を浮かべながらも、来季に向けた向上心を見せ、「シーズン後半にかけて体もしんどかったけど、やれることはいろいろ見つけられた
来年はもっとやれるのではないか」と意気込みを語った
手術後の復帰もまた厳しい道のりだったが、湯浅選手はマウンドでの活躍を通じて、同じ病に苦しむ人たちに希望を与えたいと語った
湯浅選手の担当医からは「歴史を塗り替えてくれている」と称賛され、その努力が実を結んでいることが証明された
しかし、湯浅選手自身は「球速もデータ的に納得いかない部分がある」と反省の言葉を漏らした
今季は特にカットボールを使用して効果的に打者を抑え込んだものの、最速150キロを超えている直球であっても、145キロを下回ることもあった
来季の課題として「真っすぐが一番大事
平均球速150キロに達するようにして、全ての数値を向上させたい」と力強く語った
今後は基礎的な筋力のアップに注力し、病気の管理も込みで、強い球を投げられる体作りがカギとなる
既に行っているピラティスなどのトレーニングだけでなく、新たな取り組みも考えている
自主トレーニングでは同僚の小幡選手と共に準備を進める予定で、シーズンを通して安定して投げられる体を作っていく
2022年にはセ・リーグ史上最年少の23歳で最優秀中継ぎのタイトルを獲得した湯浅選手
「タイトルを獲れるなら取りたいが、第1の目標ではない
自分ができることを重ねていく」と語り、日々の努力で良い結果に結びつけることを楽しみにしている
来年も、病気に苦しむ人々に勇気を与える活躍を期待したい
湯浅京己選手の復帰と活躍は、多くのファンや同じ病に苦しむ人々に希望を与えるものである。彼の今季の成績は素晴らしいが、来季に向けたさらなる向上心が感じられる。また、身体のケアとトレーニングを重視する姿勢も、彼のプロ意識を表している。これからもさらなる飛躍を期待したい。
キーワード解説
- 契約更改とは?:選手と球団が今後の契約内容について更新することを指します。年俸や契約期間などが話し合われます。
- 防御率とは?:投手が相手に与えた得点を、投球回数を基にした割合で示す指標です。数値が低いほど優れた成績とされます。
- ホールドとは?:試合の中でリードを守る役割を担ったリリーフ投手に与えられる記録で、得点を与えずに任務を果たしたことを示します。

