日本人投手のKBOリーグ進出が加速、アジアクォーター制度の影響とは

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韓国プロ野球(KBOリーグ)において、外国人投手が重要な役割を果たしている中、来季より日本人投手もその役割を担う可能性が高まっています

今年、韓国シリーズに進出したハンファ・イーグルスは、外国人投手コディ・ポンセとライアン・ワイスが計33勝を挙げるなど、大きな成果を上げました

これにより、KBOリーグでは外国人投手の重要性が再認識されています

KBOリーグでは、外国人選手枠が3名まで設けられており、通常は2枠を先発投手に充てています

特に、外国人選手が好成績を残すと、チーム全体の成績にも大きな影響を与えるため、球団はスカウト活動を強化しています

来季から新たな外国人選手制度「アジアクォーター制度」が導入され、これにより球団はNPB(日本プロ野球)から戦力外または独立リーグの選手を積極的に獲得することが期待されます

この制度の下では、アジア野球連盟(BFA)加盟国およびオーストラリア国籍の選手を1名追加で獲得できるため、チームの戦力強化が進む可能性が高いです

SSGランダーズは、前ソフトバンクの武田翔太の獲得を発表しました

また、KTウィズの杉本幸基(前四国IL・徳島)や、サムスンライオンズの宮路悠良(前くふうハヤテ)といった選手も獲得されています

これにより、2026年シーズンには多くの日本人投手がKBOリーグでの活躍が期待されるでしょう

KBOリーグのアジアクォーター制度について

アジアクォーター制度とは、アジア野球連盟(BFA)加盟国・地域の選手とオーストラリア国籍の選手を対象とし、既存の外国人選手枠とは別に1人追加で獲得できる制度です

球団がその選手に支払う契約金、年俸、出来高、移籍金などの総額には20万ドル(約3100万円)の上限があります

現状のKBOにおけるアジアクォーター制度の獲得状況

チーム 獲得選手
LG ラクラン・ウェルズ投手(オーストラリア)
ハンファ 王彦程投手(前楽天・台湾)
SSG 武田翔太投手(前ソフトバンク)
サムスン 宮路悠良投手(前くふうハヤテ)
KT 杉本幸基投手(前四国IL・徳島)
NC 未発表
ロッテ 未発表
KIA 未発表
斗山 未発表
キウム 未発表
日本人投手がKBOリーグに参加することで、両国の野球界の交流が一層促進されることが期待されます。また、KBOリーグは外国人選手に頼る傾向が強いですが、日本人選手の活躍は新たな風を吹き込むかもしれません。
キーワード解説

  • 外国人選手枠とは? KBOリーグにおいて、各チームが獲得できる外国人選手の数を制限する制度のことです。
  • アジアクォーター制度とは? KBOリーグにおいて、アジアの選手を追加で獲得できる制度で、既存の外国人選手枠とは別に1人の選手を獲得可能です。
  • NPB(日本プロ野球)とは? 日本におけるプロ野球リーグで、全国に11球団が所属し、国内外からの選手が参加しています。

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