元広島カープ投手・小林敦司さん、別海町で新たな挑戦
元広島カープの投手で、現在はパティシエとして活動している小林敦司さん(52)が、北海道・別海町での新生活を始めている彼は地域おこし協力隊の隊員として今年5月に移住し、独立リーグの北海道フロンティアリーグに所属する別海パイロットスピリッツの投手コーチとして現役復帰を果たした
新たな生活の始まり
広島カープで活躍した小林さんは、東京・代官山で経営していたカフェを閉店し、別海町という新天地での生活をスタートさせた彼の移住のきっかけは、友人である元ソフトバンク内野手の本間満氏が地域おこし協力隊として同町に移住し、監督に就任したことにある
これによりコーチ不在のチームを助けることへの思いが芽生えたという
別海町の魅力
別海町は酪農と漁業が盛んな地域であり、特に生乳の生産量が日本一を誇る小林さんはこの町の特産を活かしたケーキ作りに興味を持っていたが、実際には野球のコーチとしての道を選んだ
「最初はケーキ作りをしたいと思っていましたが、今では野球の世界に再び身を置いています」と彼は言う
新チームでの挑戦
小林さんは投手コーチとしての役割を担いながら新たな選手たちとの接点を持ち、若い世代に野球の楽しさを伝えているシーズンの初めにはチームの初勝利を見届けることができ、ホームゲームの熱気に感動したという
「応援してくれる人々の存在が何よりも力になります」と語った
日常生活の変化
東京から地方への移住は彼にとって簡単なことではなかったが、今では地元の人々との交流を通じて新たな充実感を得ている「今の生活はとても心地よい
東京が便利なようでいて、不便さも感じました」と彼は新しい生活に満足感を表している
厳しい冬に向けて
冬が近づくにつれ、彼はマイナスの気温にも備えなければならない「室内では半袖で過ごせる居住環境ですが、グラウンドの雪が溶ける4月中旬まではあまり活動できないかもしれません」と小林さんは不安と期待を交えて新たな冒険を楽しみにしている様子を見せた
小林敦司さんが新たな挑戦をする姿は、多くの人に勇気を与えるでしょう。プロ野球選手からパティシエへ、そして再び野球の世界へと戻った彼の決断は、自分の人生を見つめ直すきっかけになったのではないでしょうか。地方での新生活と地域に貢献する姿は、多くの人に感動を呼ぶことでしょう。
キーワード解説
- 地域おこし協力隊とは?地域活性化のために人材を派遣する制度で、地域の特性に応じた活動を行うことを目的としています。
- 投手コーチとは?野球において投手の技術や戦略を指導するコーチであり、選手の成長を支える重要な役割を担っています。
- サイドスローとは?投手の投球フォームの一種で、横からボールを投げるスタイルです。投球の軌道が特徴的で、打たれにくい投球が可能です。
- 北海道フロンティアリーグとは?北海道に拠点を置く独立リーグで、地域密着型のプロ野球を目指しています。

