落合博満氏が語る、1978年のロッテと現代野球の環境比較

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
落合博満氏(71)は、現役時代に3度の三冠王を獲得し、中日ドラゴンズを4度のリーグ優勝に導いた実績を持つ偉大な選手である

5日に自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、1978年にロッテに入団した当時の野球環境と現在の状況を比較し、当時の懐かしい思い出を振り返った

観客数の違い

まず落合氏が挙げたのは、当時の観客数についてだ

「地方遠征に行くと、パ・リーグの試合よりもファーム(2軍)の巨人との対戦の方が集客が多かった」と語る

これは、巨人というチームの人気の影響を受けており、セ・リーグの伝統的な強豪チームが多くのファンを引き寄せていたことに起因している

用具提供の格差

さらに、選手の用具提供に関する状況にも言及した

落合氏は「パ・リーグの選手はユニフォームや帽子、ストッキング、ベルトなどの用具を球団から提供される一方、それ以外の用具はほとんど自分たちで購入しなければならなかった」と述べ、セ・リーグとの待遇の違いを明らかにした

具体的には、セ・リーグでは多くの選手が用具を豊富に提供されていたが、パ・リーグではそれが限られている選手がほとんどであったという

まとめ

落合氏の懐かしさを込めた振り返りは、競技の環境が時代と共に変わってきていることを再認識させるものであった

観客数や用具提供の違いは、当時の野球界が抱えていた様々な問題が影響していることをあらためて示している

今回の落合博満氏の発言は、野球界の変遷を感じさせるものです。ファンの数や選手の環境が時代によってどのように変わったのか、またその影響はどのように選手に及んでいるのかを知る良いきっかけになりました。特に、用具提供の格差は、選手の成長にどのように影響してきたのかを考えると興味深い視点です。
キーワード解説

  • 三冠王とは?:プロ野球において、打率、本塁打、打点の3部門で1位を獲得した選手を指します。
  • ファーム(2軍)とは?:主に一軍選手が怪我や不調の際に出場する選手や、将来の一軍選手を育成するためのリーグのことを指します。
  • 用具提供とは?:プロスポーツの選手に対し、チームやスポンサーが用具を無償で提供することを言います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。