昨年秋に行われた中国大会で31年ぶりの優勝を飾った広島商業高等学校(以下、広島商)が、3年ぶり23回目の甲子園出場を決定した
今回の甲子園出場は、春夏を合わせると46回目となる
選手たちは、午後の練習中に出場が決定したことを知らされ、大いに喜んだ
主将の西村銀士選手(2年)は、「決勝を勝ち切らなければ、初戦敗退と同じこと
とにかく一戦一戦、勝ちにこだわっていきたい」と意気込みを見せた
広島商は昨年の明治神宮大会で初出場ながら準優勝を果たした実績を持ち、躍進の立役者である大宗和響投手(同)は「自分の背番号1番を譲るつもりはない
良いテンポで投球し、攻撃に流れをつなげたい」と自信をのぞかせた
校長の折田裕之氏は、「大好きな野球ができるのは周囲のおかげであり、その感謝を忘れずに力を発揮してほしい」と選手たちに激励の言葉を送った
また、広島県知事の湯崎英彦氏は、「中国地区の代表として、広商の伝統と精神を胸に全力で戦い抜いてください
昨年の神宮大会で逃した『優勝』をぜひ勝ち取ってください」と期待を寄せた
組み合わせ抽選会は、2025年3月7日に行われる予定となっている
広島商の選抜高校野球出場が決まるという喜ばしいニュースが、選手たちや学校関係者の努力を映している。31年ぶりの中国大会優勝という成果は、今後の試合への期待感を高め、地元の応援もさらに熱くなるだろう。
キーワード解説
- 選抜高校野球大会とは?:日本全国の高校が参加する野球の大会で、春と夏の年二回行われる。
- 明治神宮大会とは?:全国の高校野球選手権の一環で、各地域での年度別優勝校が集まる大会。
- 秋の中国大会とは?:中国地方の高校野球チームが集まる大会で、全国選抜への出場権がかかる重要な試合。