小久保裕紀杯、監督の凱旋に沸いた和歌山の学童野球大会

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 ◆記者コラム・タカ番24時 11月30日、和歌山市にて「小久保裕紀杯」が開催され、プロ野球チームの監督である小久保裕紀氏が出席した

小久保監督は、選手時代に活躍したメジャーリーグで培った経験を活かし、学童野球の若き才能たちを見守る役割を果たした

この大会は、現役選手時代の2005年に彼が始めたもので、今年で21回目を迎えた

 開会式では、子どもたちからの花束を受け取り「日本一で帰るとサインの数が違いますね」と笑顔を見せる小久保監督

大会には、和歌山市内の学童野球チームが競い合う4チームが参加し、各チームの選手たちは、最後の大会に挑む意気込みを見せていた

6年生にとっては特別な大会であり、負けたチームの選手たちの中には涙を流す者もいた

 本大会の恒例イベントとして、小久保監督によるシートノックが行われ、出場チームの選手たちは心を込めてプレーした

特に、先発投手には彼との真剣勝負が用意され、投手陣は緊張感の中で腕試しを行った

同日、小久保監督も自身の野球経験を活かし、4人の投手と対戦

左腕の投手が繰り出すチェンジアップに豪快な空振りをする場面もあったが、最終打席では左翼フェンス直撃の好打を放ち、通算413本塁打を誇る打撃技術を再確認した

 選手宣誓を行った児童は、7年前に兄がこの大会に出場したことをきっかけに自身も野球を始めたと語った

兄がもらった小久保監督のサインには「一瞬に生きる」という座右の銘が刻まれており、彼はその言葉を大切にしているという

小久保監督は「その宣誓は素晴らしかったね」と感心し、児童の将来に期待を寄せた

大会は21回も多くの人々に支えられ、大盛況のうちに終了した

この小久保裕紀杯の開催は、ただの学童野球大会にとどまらず、若い選手たちにとっての成長の場となっています。また、小久保監督の存在は彼らにとって憧れであり、野球を続けるモチベーションにもなっていると感じます。毎年この大会を通じて、未来の野球界を担う多くの子どもたちが育っていくことは、非常に重要なことです。
キーワード解説

  • 学童野球とは?子どもたちが参加する野球のリーグや大会のことを指し、主に小学校で活動する選手が中心となって試合を行います。
  • シートノックとは?試合前に選手たちが守備や打撃の練習を行うことで、特に守備の確認や総合的なチームプレーを高める目的があります。
  • サインとは?選手がファンや他の人から求められた際に、自分の名前やメッセージを書いて渡すことです。これによってファンとのつながりを深めることができます。

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