メッツ、シュワバー獲得優先か アロンソとの再契約に影響か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
MLB公式サイトは、ニューヨーク・メッツがピート・アロンソ内野手(31)との再契約によるチームの戦力維持よりも、フィラデルフィア・フィリーズからフリーエージェント(FA)になったカイル・シュワバー外野手(32)の獲得を優先する可能性があると報じています

地元紙「ニューヨークポスト」によると、メッツは「長打力不足」と「DH不在」という補強ポイントに対してシュワバーが適任であると考えているようです

メッツは最近、ニモをテキサス・レンジャーズにトレードし、マルテもFAで失うことから、強打者の確保が急務となっています

しかし、シュワバーを獲得するには、クオリファイングオファーを辞退した場合に伴うドラフト指名権の放棄と、国際ボーナスプールが100万ドル減額されるコストが必要です

この点に関して、生え抜きで球団最多の264本塁打を記録しているアロンソとの再契約は、追加のコストを伴わないため、メッツにとっては魅力的な選択肢となります

しかし、アロンソとの交渉が長期化する可能性があるため、メッツとしては早期に戦力を確保したい思惑があると考えられています

さらに、FA市場における大物選手の動きは、ヤクルトの村上宗隆内野手(25)や巨人の岡本和真内野手(29)のメジャー移籍にも影響を及ぼす可能性が高いです

複数の球団がアロンソやシュワバーの去就が決まるまで、慎重な構えを崩さない姿勢を見せているため、村上や岡本は後回しにされる傾向にあります

このような中で、シュワバーを巡る争奪戦は激化しており、パイレーツが4年1億ドル(約155億円)のオファーを提示したと報じられるなど、彼の需要が高まっています

市場が混迷を極める中、選手たちの今後の動きに注目が集まります

メッツがシュワバーの獲得を優先する理由には、アロンソとの再契約にかかるコストや交渉の長期化の危惧が影響しています。選手の動きが他の球団にも波及するため、市場の混乱が続くかもしれません。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?プロ野球やメジャーリーグで契約が終了した選手が、新しい契約を結ぶために他の球団と交渉できる状態を指します。
  • クオリファイングオファーとは?FAとなる選手に球団が提示する契約のことで、これを辞退するとドラフト指名権を失う可能性があります。
  • 長打力不足とは? 選手やチームが本塁打を打つことが少なく、攻撃力が低下している状況を指します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。