ソフトバンクの風間球打投手が現役引退を表明

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 福岡ソフトバンクホークスに所属していた育成の風間球打投手(22)は、今季限りで現役引退を決断したことを10日に発表した

秋田・ノースアジア大明桜高から2022年のドラフト1位として入団した風間は、プロの舞台での希望を抱きながらも、他球団からのオファーがなかったことが引退の決め手となった

 ここ4年間、風間は一軍での登板を果たせず、試練の時間を過ごしてきた

高校時代には最速157キロの球速を記録したが、プロ入り後は右肘や腰の故障に悩まされることとなった

昨シーズンにはウエスタン・リーグで初めて登板を果たしたものの、6試合で防御率5.40という結果に終わり、前オフには戦力外通告を受け、育成契約に移行した

 今季にかける意気込みを見せ、背番号「1」から「155」に変更して再スタートを切った風間

しかし、1月には右手小指を負傷し手術を受け、その後の2軍での登板も叶わず、今オフに再び戦力外通告を受けるに至った

また11月にはトライアウトに参加し、自身の可能性を探ったが、他球団からのオファーは届かなかった

 風間球打選手は、プロ2年目に背負った背番号「1」としても注目された選手である

ドラフト1位として期待を背負う中でも、持ち前の明るさで周囲を和ませる人格にも定評があった

しかし、「ユニフォームを着た時はその重圧を強く感じていた」と語る彼は、引退する決断を下した背景には、将来の人生を見据えた考えがあったと言う

「今、22歳

これからの人生の方が長い

未練はない」と確信を持って語った

 来年1月からは福岡市内の不動産会社で新たな人生をスタートさせる彼は、「社会人として一からのスタートを切る

どんな感じなのか楽しみだ」と未来に向けた期待を抱いている

風間球打プロフィール

名前 風間球打(かざま・きゅうた)
生年月日 2002年10月11日
出身地 山梨県
高校 ノースアジア大明桜高
入団年 2022年
身長・体重 184センチ、96キロ
投打 右投げ左打ち
風間球打選手の引退は、彼にとって新たなスタートを切るための重要な決断だったと思います。多くの期待を背負ってプロ入りし、さまざまな壁にぶつかりながらも、未練を持たずに次のステップへ進む姿勢は、本当に立派です。今後の社会人生活が彼にとって充実したものとなることを願っています。
キーワード解説

  • 投手とは?投手は野球のポジションの一つで、バッターに向かって球を投げる役割を担う選手です。
  • ドラフトとは?ドラフトはプロスポーツチームが選手を選ぶための制度で、新人選手が所属チームを決める重要な機会です。
  • ウエスタン・リーグとは?ウエスタン・リーグは、日本のプロ野球における2軍リーグで、各チームの若手選手がより経験を積むためのリーグです。
  • 育成契約とは?育成契約は、選手がプロチームに所属する形の一つで、通常の契約よりも条件が緩やかで、育成目的で選手を活かす契約です。
  • トライアウトとは?トライアウトは、選手がチームに所属するための選考試験のことを指し、自らの実力をアピールする機会となります。

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