この若きチームは昨秋の県大会を制し、さらに関東大会ではベスト4に進出した実績を表彰されました
千葉黎明高校が甲子園に出場するのは春夏を通じて初めてとなり、選手たちはその知らせに歓喜の声を上げ、決意を新たにしました
瞬間の喜び
選手や保護者約130人が集まった同校の講堂「生徒館」で、午後3時45分ごろ、選考委員会のライブ中継が始まると、「千葉黎明」の名前が呼ばれる瞬間、会場は歓声と拍手に包まれました選手たちはお互いに喜びを分かち合い、主将の山本大我選手は中野監督との固い握手を交わしました
監督の意気込み
中野監督は、「甲子園出場という目標だけでなく、選手や地域と共に勝利を目指し、校歌を歌うことを大切にしてきた」と述べ、残り2カ月間の準備への意欲を新たにしましたチームの成長と作戦
チームの強みは、良好なチームワークと守備力の向上です夏の県大会では初戦で敗退しましたが、新チームは守備と走塁強化に取り組みました
その中でも効果的な練習法が「ノーエラーノック」で、これは27個のアウトを取るまで次の練習に進めない厳しいルールです
この練習を通じて選手たちは集中力を高め、決勝戦での逆転に繋がったといいます
地域とのつながり
学校が1923年に創立されたと同時に創部された野球部は、地域に深く根ざした存在です吉田校長は、地域と共に成長してきた野球部への誇りを表し、出場決定の喜びを語りました
また、西村理事長は「練習は不可能を可能にする」との姿勢で、選手たちの活躍を期待しています
祝福の環境
千葉黎明高校の校舎では、センバツ出場を祝う垂れ幕が掲げられ、約500枚の号外も配布されました選手たちの決意
出場を決めた千葉黎明の選手たちは、それぞれの意気込みを述べましたエースナンバーを背負う田代選手は、「甲子園では全員でカバーし合い、勝利を目指したい」と語り、力強い直球を武器とする米良選手は、「強みを前面に出した戦いをしたい」と意気込んでいます
さらに、捕手の川村選手は、「チームをしっかり引っ張りたい」と力強い意志を示しました
1年生で4番打者を務める佐々木選手や、長打力のある岩田選手もそれぞれが活躍を誓い、マネジャーの新堀さんは、「選手を全力で支えたい」と語りました
千葉黎明高校のセンバツ出場は、地域との強い結びつきと選手たちの努力の成果です。これからの戦いに向けて一致団結したチームの姿勢が期待されます。各選手の意気込みも頼もしく、甲子園での活躍が楽しみです。
キーワード解説
- センバツとは? センバツとは、高校野球の春の選抜大会のことで、多くの高校が参加を目指します。
- 甲子園とは? 甲子園は、野球の聖地とも呼ばれ、多くの高校球児の憧れの舞台です。
- ノーエラーノックとは? ノーエラーノックは、エラーなしで27アウトを取るまで次の練習に進めない厳しい練習方法です。

