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広島、昨秋ドラフトでの選手獲得と今後のチーム運営の課題

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昨秋ドラフトで支配下5人、育成3人指名…新外国人は3人獲得

広島東洋カープは、2024年のプロ野球シーズンを前にしたオフシーズンにおいて、昨年の成績を振り返る必要がある

昨シーズンは68勝70敗5分けという結果で、セ・リーグ4位と振るわなかった

これを受けて、広島はシーズン終了後に9人に戦力外通告を出し、助っ人選手として獲得していた4人も自由契約となった

さらに、九里亜蓮投手が海外フリーエージェント(FA)権を行使し、オリックスへ移籍したが、補償としては金銭を選択した

チームの支配下枠は68と、選手編成の見直しには限られた枠の中で戦略が求められる

昨秋のドラフト会議では、広島が支配下選手として5人、育成選手として3人を指名した

中でも、事前公表されていた明大の宗山塁内野手は5球団が競合する中で楽天が指名権を獲得した

広島は1位で青学大の佐々木泰内野手を指名し、5人中4人が大学生という即戦力中心の構成となった

ただし、支配下指名5人は巨人などと並んで最少であり、現状の68選手でパンパンの状態である

昨季中に登録された助っ人選手の中で残っているのは、中継ぎ左腕のテイラー・ハーンだけである

このオフには、ジョハン・ドミンゲス投手、エレフリス・モンテロ内野手、サンドロ・ファビアン外野手を新たに補強した

また、現役ドラフトではオリックスから山足達也内野手、そして日本ハムから鈴木健矢投手を獲得するなど、意欲的に選手の確保を行った

現在、支配下枠は残り2となっており、これをどのように活用するかが今後の課題である

シーズン中の不測の事態に備え、外国人選手の補強の余地を残す意味でも、簡単に埋めきることは避けたい所である

また、今年の育成選手は10人から11人に増えており、支配下登録の難しさは今後も続くと考えられる

選手のモチベーションを高めるため、7月31日の期限を念頭に置いた運用が求められるだろう

広島は新たなシーズンに向け、選手の補強や育成選手の運用について課題が浮き彫りになっている。特に支配下枠が限られる中、選手の移籍や指名状況には注目が集まる。チームの競争力を維持するためには、計画的な選手運営が不可欠である。
ネットの反応

広島東洋カープがエースの九里をFAで失ったことについて、多くのファンや関係者が様々な意見を寄せています

選手数の現状を踏まえ、人員の補強に関して「68人の支配下選手と11人の育成選手がいっぱい」という状況が強調されています

このため、補償選手を獲得せずにオフシーズンを迎えることに対する理解も示されていますが、若手選手や中堅選手の育成が重要視されています

特に、中村奨成選手に期待する声が多く、レギュラーになることを期待する意見が散見されます

また、多くのファンは現在の選手たちの昇格を望んでいる様子が伺えます

チームにおいては、単に枠がいっぱいなため人選を狭めるのではなく、チーム全体の戦略や選手起用の工夫が必要だとの考えが反映されています

さらに、過去の成功を誇示する余りに、若手や有望選手に十分な機会を与えられていないのではないか、との指摘もあります

全体として、選手選考や育成方針に対する見直しが求められ、ファンからの信頼を取り戻すためには、チーム編成について明確な方針を示す必要がありそうです

特に、選手の年齢にかかわらず、一貫してチャンスを与える姿勢が求められています

ネットコメントを一部抜粋

  • 九里君のFAの人的補償は獲りたかったとも思いますが、現状の68人+育成契約の11人で戦えるという考え方も理解できます。
  • 育成選手全員までは把握していないけど投手の杉田選手、内野手の前川選手、外野手の名原選手辺りは有望なイメージある。
  • 広島の戦略ミス。
  • 明らかに終わってる選手を戦力外に出来ない。
  • 身動きが取りづらいという状況の作り方がまずい。
キーワード解説

  • 支配下選手とは?プロ野球のチームが選手を登録する際に用いる枠で、契約を結んだ選手がここに含まれる。
  • 育成選手とは?支配下選手とは異なり、試合に出られるまで成長を待ちながら育成する目的で契約される選手のこと。
  • 海外フリーエージェント(FA)とは?プロ野球選手が一定の条件を満たした際に、他チームと契約ができる権利のこと。

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