AP通信によれば、今季の年俸は昨季の中日時代より1億4000万増の150万ドル(約2億3500万円)、来季は200万ドル(約3億1000万円)となり、中日に支払われる譲渡金は70万ドル(約1億1000万円)だ
背番号は「16」に決定した
これにより、今オフシーズンにポスティングされた日本人選手全員の移籍先が決定したが、NPP(日本プロ野球)からナショナルズに直接入団する日本人選手は初めてであり、2005年の大家友和以来約20年ぶりとなる快挙である
交渉の締切は日本時間25日午前7時であったが、ナショナルズの公式Xはその約3時間前に小笠原の獲得を「ブザービーター」として伝えた
ナショナルズは昨シーズン71勝91敗でナ・リーグ東地区4位と、5年連続で負け越している再建期にあるチームだ
小笠原は、中日で昨季まで4年連続で規定投球回に達しており、開幕ローテーションの一角を狙う立場にある
米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によれば、昨年10勝を挙げた左腕・ゴアや、有望な若手投手との競争が待っている
また、打線でも通算171本塁打のベルが補強されており、投打の調和が取れれば上位進出の可能性もある
千賀がメッツ、青柳がフィリーズに所属し、さらにブレーブスも強豪として名を連ねる地区だが、小笠原は小学生の頃からの夢を追う舞台に立つことになった
小笠原慎之介(おがさわら・しんのすけ)は1997年10月8日、神奈川県藤沢市出身
27歳で東海大相模のエースとして甲子園に出場し、全国優勝を果たした実績を持つ
2015年のドラフトで中日に1位指名され、これまで161試合で46勝65敗、防御率3.62を記録している
身長180センチ、体重93キロの左投左打の投手だ
また、昨季の年俸は9300万円であった
ナショナルズは1969年に設立されたカナダのモントリオール・エクスポズが起源となり、2005年にワシントンに移転した経歴を持つ
2019年には初出場のワールドシリーズを制覇するも、その後のシーズンでは低迷が続いている
ナショナルズに所属した日本人選手としては、伊良部秀輝や吉井理人、大家友和が名を残している
同球団の本拠地は、2008年に開場したナショナルズ・パークである
今回の小笠原投手のメジャー移籍は、大きな注目を集めています。日本人選手として初の直接入団が、今後の日本人選手のメジャー挑戦に与える影響は計り知れません。ナショナルズという環境で、小笠原選手が如何に成長するかが期待されます。
キーワード解説
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