広島東洋カープの関連記事

広島・末包昇大が新トレーニングバット導入で打撃技術向上を目指す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広島東洋カープの外野手、末包昇大選手(28)が26日、マツダスタジアム隣接の屋内練習場で自主トレを行い、今月4日から20日まで沖縄県内で行われた合同自主トレの結果として新たなトレーニング道具を導入したことを明かした

その道具は、MLBで活躍する鈴木誠也選手(30)が愛用する「2段グリップのトレーニングバット」である

まずは、このバットの意義について説明したい

2段グリップのトレーニングバットとは?

2段グリップのトレーニングバットは、通常のバットとは異なり、グリップ部分が二つに分かれている特異なデザインを持つ

このバットを使用することで、選手はより体に近い位置からスイングを行うことができ、特に内角球に対して体が開かない打撃フォームを構築することが可能になる

新しい取り組みと戦略

末包選手はこのトレーニングバットを使用し、内角攻めによる打撃フォームの崩れを防ぐことを狙っている

彼は「とっさに反応しても、バットが上から出てしまうと球に対処できない

縦振りにすることでファウルを打つリスクも減らせる」と語った

これは、内角球に強くなるための重要な戦略と言える

鈴木誠也選手の影響

鈴木選手からのアドバイスを受け、末包選手は自らの調子を把握することの重要性を理解し、それに基づいてアプローチを変えることが必要だと感じている

昨季の打率は .238と低迷したことを反省し、内角攻めに対抗する方法を模索している

身体作りと競争意識

さらに、末包選手は昨年12月の終了時から体重を106キロまで減量したことも明かした

彼は「いい体ができあがった」と自信を示し、「怪我をしないように努めたい」と語った

新井監督の言葉通り、レギュラーの座はまだ白紙であるため、競争の中で自身の位置を確保する必要がある

今回の取り組みは、末包選手にとって新たな挑戦であり、打撃技術の向上はもちろん、ライバルたちに打ち勝つための戦略でもある

春季キャンプに向けての準備が進む中、彼の成長が期待される

末包選手の新たなトレーニングと意識改革は、彼のさらなる成長を促す重要なステップとなるだろう。特に内角球に強くなるための技術向上は、プロ野球選手として必要不可欠な要素である。新たな道具を使うことで、彼の打撃がどのように改善されるかが注目される。
キーワード解説

  • トレーニングバットとは?:トレーニングバットは、選手が打撃技術を向上させるために使用する特別なバットで、通常のバットとは異なる特殊なデザインを持つことが多い。
  • インサイドアウトのスイング軌道とは?:インサイドアウトのスイング軌道とは、バットが体の近くを通りながら、内側から外側へ振ることを指し、特に内角球に適したスイング方法である。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。