この試みは、2019年以来6年ぶりの復活となり、ファンにとっては待望のイベントとなる
実証実験は、3月9日の巨人とのオープン戦と、4月13日の中日戦で実施され、いずれも阪神の7回裏の攻撃前に限って行う予定だ
実証実験の詳細
今回の実証実験では、入場券を購入した全ての観客に、ジェット風船2個と専用のポンプが配布される客席での飛沫(ひまつ)対策を施すため、観客は専用ポンプを使って風船を膨らませる形式となっている
阪神球団の担当者は、「ジェット風船の復活を望む声が多い一方で、衛生面や環境への配慮から否定的な意見もあるため、実証実験を行うことが重要だ」と語った
環境への配慮
阪神電鉄は、観客からの意見を反映し、使用済みのジェット風船を回収するためのボックスを新たに設置する予定だ回収した風船は、再資源化される
特に、空気注入部分(笛)の素材には、ペットボトルキャップの再生材が使用されるとのこと
これにより球場は、環境に優しい取り組みを進める
また、取り組みを通じて、全体的な廃棄物の抑止とリサイクルの推進を目指している
今後の展望
担当者は、「この実証実験が成功した場合でも、2025年のシーズン中に再開することは考えていない早くても2026年を目指す」と説明しており、ファンの意見を重視して今回の試みを行うことを強調した
今回の実証実験は、ジェット風船を巡る賛否の意見を反映させた試みに見えます。観客やファンの期待に応える一方、環境問題にも配慮する姿勢が感じられ、今後の展開が注目されます。特に、使用済みの風船がどのように再利用されるのか、球場の環境への取り組みが実を結ぶことに期待しています。
ネットの反応
阪神タイガースが甲子園で行うジェット風船の実証実験に対し、多くのファンから様々な意見が寄せられています
この実験は、甲子園の名物とも言えるジェット風船を2試合限定で復活させるもので、ファンの間で期待と懸念が交錯しています
中には、風船を持ち込んで利用する人が出てくるのではと懸念する声もあり、ペンライトでの応援が好ましいという意見も見られました
また、試合の途中に風船を膨らませることが試合観戦に支障をきたすとの意見があり、特に7回表の際に膨らませるのを避けるべきとの提案がされています
さらに、環境問題に関連した意見も多く、ゴミが出る行為を廃止すべきだとの意見や、SDGsを意識した新しい演出の必要性を訴える声もあります
加えて、風船に液体を入れて飛ばす行為に対する不快感や、他球団の模倣行為に対する疑問を呈する声もあり、ファンの間で賛否が分かれています
実証実験によってどのような結果が得られるのか、今後の展開が注目されます
ネットコメントを一部抜粋
ぜってー市販の風船持ち込んで口で膨らますヤツ出てくるよ。
ジェット風船復活してもいいけど7回の表に膨らませて持つのは絶対にやめて欲しい。
去年、交流戦のソフトバンク戦があったペイペイドームで黄色いジェット風船を大量に購入しました。
ジェット風船をマスコット化したソフトバンク、こういう点にも親会社のビジネスセンスが表れます。
現に無くても来場者増え続けてるし、必要と思ってるのって球団のグッズ担当じゃないの?
キーワード解説
- ジェット風船とは?風船の中に空気を入れることで膨らませ、スタジアムでの応援時に飛ばすものです。特にプロ野球の試合では、観客の盛り上がりを演出する象徴的なアイテムとして知られています。
- 飛沫とは?物体から飛び散る水分や粒子のことを指し、特に感染症予防の観点から、飛沫が他の人に感染を広げる可能性に注意が必要です。
- 再資源化とは?使用済みのものを再利用し、新しい製品に生まれ変わらせるプロセスを意味します。これにより、環境への負荷を減らすことが期待されます。

