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トロント・ブルージェイズがマックス・シャーザーを獲得、新たな戦力を加えた今季の展望

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◆ 新天地で18年目のシーズンへ現地時間30日、メジャーリーグ・トロント・ブルージェイズがフリーエージェント(FA)のマックス・シャーザー投手(40歳)を獲得したと、現地の複数メディアが報じた

契約は1年で1550万ドル(約22億円)とされ、シャーザーは新たな挑戦を続けることとなる

シャーザーは2006年のドラフトでリーグの1巡目指名を受け、アリゾナ・ダイヤモンドバックスに入団

2008年にメジャーリーグデビューを果たし、2013年にはデトロイト・タイガースでキャリアハイの21勝を挙げ、アメリカンリーグの最多勝、さらにはその年のサイ・ヤング賞を獲得した

サイ・ヤング賞は、投手に与えられる権威ある賞で、リーグ内で最も優れた投手に贈られる

シャーザーは、ナショナルズ所属時に2016年と2017年にも2年連続でこの賞を受賞し、さらには2018年にシーズン300奪三振を達成

彼の能力は特に奪三振において突出しており、通算で3407奪三振を記録しており、これは歴代11位に相当する成績だ

さらに、シャーザーは2019年にはワシントン・ナショナルズ、2023年にはテキサス・レンジャーズの一員として、それぞれ球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献し、勝利の方程式の重要なピースとなっている

だが、昨シーズンはオフに受けた椎間板ヘルニア手術の影響から開幕に遅れ、復帰後も右肩や左足ハムストリングの故障に見舞われ、結果的にキャリアで最も少ない9試合の登板にとどまった

成績は2勝4敗、防御率は3.95という結果となった

ブルージェイズは今オフ、3年連続ゴールドグラブ賞を受賞したアンドレス・ヒメネスをトレードで獲得し、さらにFA市場からはクローザー候補のジェフ・ホフマン、昨季44本塁打を記録しているアンソニー・サンタンダーを獲得するなど、積極的な補強を図っている

特に、シャーザーの加入はチームにとって大きな戦力となり、今後のシーズンに期待がかかる

新たに形成される先発ローテーションには、すでに4年連続で2桁勝利をマークしているホセ・ベリオス、ケビン・ガウスマン、2023年シーズン最多勝のクリス・バシットが名を連ねる

そして、昨シーズン後半戦で5勝、防御率1.80という好成績を残したボウデン・フランシスが5番手に入る見込みであり、元中日のジャリエル・ロドリゲスはブルペンへの配置転換が予想されている

マックス・シャーザー選手の加入はブルージェイズにとって大きな戦力となります。彼のキャリアは素晴らしく、特に奪三振の能力が際立っています。しかし、昨シーズンの怪我の影響が残っている中で、どれだけのパフォーマンスが発揮できるかが注目されます。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?:選手が契約期間を終え、他の球団と自由に契約できる状態のこと。
  • サイ・ヤング賞とは?:メジャーリーグの最も優れた投手に贈られる賞。
  • ワールドシリーズとは?:メジャーリーグのチャンピオンを決める試合。

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