宮崎で行われるキャンプのA組(1軍)とB組(2軍)は悪天候の影響を受け、初日は室内練習場でのスタートとなった
小久保裕紀監督は、キャンプ初日の振り返りを行った
雨で迎えたスタート
天候は雨でのスタートとなったが、「(天気)予報がはっきり雨だったので、昨晩に雨用の練習予定を決められたので良かったと思います」とコメントした小久保監督初日からのブルペン練習にも目を光らせ、選手たちの準備状況を評価した
新戦力と若手選手の成長
新戦力として加わる濵口遥大、伊藤優輔、2年目の前田悠伍は初日からブルペンに入った濵口は昨年の日本シリーズで対戦した経験を活かし、チームの一員としての貢献が期待されている
前田については、「昨年のスタートと違って、1軍の勝つ戦力としての競争枠に入ってきている」とし、上積みが見られると期待を寄せている
キャンプの取り組み
S組で宮崎入りした選手も、雨の中で思い思いに汗を流した小久保監督は、「できあがっている選手は(2月)15日ぐらいからでいい」という方針の中で、若い選手たちに多くの時間を与えることに注力していると述べた
雨により練習スペースが限られる中でも、選手たちは自主性を持って動くことを奨励されている
新たな試みに挑戦
小久保監督がキャンプで掲げた3カ条は、①愉しむ(Play happy)②出し切る(Give it your all)③追い求める(Never settle)である「状態が良い時、人は流れに乗れるが、そうでない時に戻れる言葉があれば良い」と話し、個人として、チームとしてこの方針をもって訓練していきたいという意向を示した
今後の展望
小久保監督は「2025年型のホークスをつくる基盤になる月」と位置付け、捕手や外野手の争い、若手選手たちの成長に期待を寄せているそして、今季の目標として「もちろんパリーグ連覇、まずはこれが一つの大きな目標」であり、「昨年達成できなかった日本一」を視野に入れ、全力でシーズンを駆け抜ける意志を見せた
新シーズンを前に始まったソフトバンクの春季キャンプでは、悪天候の中でも選手たちの自主性と集中力が試されています。若手選手の成長や新戦力の加入に対する期待も高まっています。
キーワード解説
- 春季キャンプとは? 春季キャンプは、プロ野球のチームがシーズン開幕前に行う練習のことを指します。新たな選手の加入やチーム戦力の確認、戦術の構築などが行われます。
- ブルペンとは? ブルペンは、投手が試合前に投げるための練習エリアを指します。ここで調整や実戦さながらの投球練習を行うことで、試合に向けた備えをしています。
- パリーグとは? パ・リーグは、プロ野球のリーグのひとつで、6チームが所属しています。近年ではチーム間の競争が激化しており、熱戦が展開されています。