毎年恒例の春季キャンプに合わせ、日刊スポーツが企画した「お題に答えます」では、選手たちがそれぞれの家族との新年の過ごし方について語った
選手たちの初詣と家族との時間
東京に拠点を置く読売ジャイアンツの井上温大選手は、群馬にある「茂左衛門地蔵尊 千日堂」で初詣を行っていると明かしたこの神社は、球界のお正月とも言える重要なスポットで、井上選手は家から車で約1時間半をかけて、毎年必ず訪れるという
彼にとってこの初詣はお正月のプチ旅行であり、心身ともにリフレッシュする機会となっている
家族団らんのお雑煮
一方、阪神タイガースの井坪陽生選手は、家族が集まる元日に、母が作るお雑煮を頬張るのが恒例だとコメントお雑煮は、餅を使った料理で地方によって多様性があり、家族団らんのシンボルとも言える特別な一品である
運試しの伝統
横浜DeNAベイスターズの戸柱恭孝選手も、お正月の過ごし方について振り返った以前は鹿児島から宮崎の鵜戸神宮に車で向かい、運試しとして「運玉」を投げる経験を持つ
運玉は、巳年の神が宿るとされる神社での伝統的な行事で、楽しさだけでなく運を祈る意味を持つ
新年の家庭料理
広島東洋カープの堂林翔太選手は、義理の母が作る甘じょっぱいお雑煮が最高だと称賛これもお正月を祝う大切な家庭料理の一つであり、家々で異なる味わいがあることを示している
その他の選手たち
東京ヤクルトスワローズの吉村貢司郎選手は、おばあちゃんの家で親戚と共におせちを楽しむのが恒例で、皆が集まるこの場は特別な意味を持つまた、中日ドラゴンズの上林誠知選手は、韓国の伝統料理「トック」を食べることが普通だと話しており、母が料理教室を開くほどの腕前だという
トックは薄くて丸いおもちで、スープに入れられ、温かい家庭の味を感じさせる
プロ野球選手がそれぞれ独自のお正月の過ごし方を語る様子は、ファンにとって新たな一面を知るきっかけとなり、彼らの人間味を感じさせる。選手によって異なる正月の伝統や家族との繋がりが明らかになり、特別な時間を大切にする姿勢が伺えた。
キーワード解説
- 初詣とは?神社や寺院に参拝して新年のお願いをする行事のこと。多くの人々が新年の運を祈る大切な文化であり、特に日本では非常に盛ん。
- お雑煮とは?正月に食べる料理で、餅と様々な具材を入れたスープが特徴。地域によって具材や味付けが異なり、家庭の味が楽しめる。
- 運玉とは?宮崎県鵜戸神宮で行われる運試しの行事で、石のくぼみに「運玉」と呼ばれる球を投げ入れることで運を試すことができる。
- トックとは?韓国の伝統的な料理で、薄くて丸い形の餅をスープに入れて食べるもので、心温まる家庭料理として親しまれている。