ソフトバンク新任コーチ大西崇之、三塁ランナーの判断を支えるための準備を進める

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◆ソフトバンク春季キャンプ(3日、宮崎) プロ野球ソフトバンクホークスの大西崇之外野守備走塁兼作戦コーチ(53)が、新しい環境で自らの「目」を磨いている

昨季まで中日ドラゴンズに在籍していた大西コーチは、今季1軍首脳陣で唯一の新任コーチ

小久保裕紀監督からは三塁ベースコーチを任されており、チームが目指すリーグ2連覇に向けて重要な役割を果たすことが期待されている

大西コーチは「今はいろんな選手の能力や特徴を把握し、チームの習慣や雰囲気に自分が慣れていかないといけない

現状を見極めることが一番大事だ」と語り、キャンプ初期で選手たちをじっくり観察しながら役割を果たしている

コーチとしての普段の活動では、フリー打撃の時間に三塁コーチャーズボックスの近くに立ち、選手の打球を見守っている

「(三塁ベース)コーチャーとしての経験は長いが、初めての頃から変わらない

打球を見ている景色になれることが重要だ

シーズン中も試合がある日は毎日その状況を確認するのが、僕自身のルーティンだ」と説明した

三塁ベースコーチには打球やプレー状況に基づいて瞬時に判断するスキルが求められ、コーチとしての経験値を高めるために練習から積極的に打球を見極め、選手の打球の特徴を理解している

「どういう打球が出やすいか、ライナー性なのかラインドライブが多いか、そういったことを観察して分かるようになる

その積み重ねが瞬間的な判断につながる」と語った

「基本的にホームのアウトやセーフは三塁コーチの責任

それに至るまでの準備、例えばリードや加速といったアプローチについて選手の意識を高めていくつもりだ」と力強く述べた

大西コーチは、中日と巨人のセ・リーグのみを経験したため、自軍選手の理解に加え、他のパリーグ球団の外野手の肩の強さについても知識を持たなくてはならない

「交流戦やオフに映像を見るなどして準備してきた

多くの経験が体に染み込んでいる」と述べ、自信を持って冷静に務めたい考えを示した

昨季の日本シリーズ第3戦を観戦した際には、今季は三塁コーチャーズボックスに立ち、日本一をつかむ任務を担う意気込みを見せた

「最大の目標は連覇、さらに昨年の日本一を目指すことだ

選手たちの力になれるよう尽力したい」と決意を語った

新任コーチとなった大西崇之は、選手の能力を把握し、三塁ベースコーチとして素早い判断をするリーダーシップを育てています。新しい環境での適応力や経験を活かし、選手たちの力を引き出そうとする姿勢が印象的です。
キーワード解説

  • 三塁ベースコーチとは?:選手が三塁に到達した際に、次に進むかどうかを指示する役割を担う重要なコーチ。
  • フリー打撃とは?:選手が投手から投じられたボールを自由に打つ練習のこと。打撃技術の向上に寄与する。
  • 選手の特徴とは?:各選手が持つ独自のプレースタイルやスキルのこと。これを理解することがチーム戦略に影響を与える。
  • ランナーとは?:塁上でプレーする選手のこと。特に走者として次の進塁を目指す役割を持つ。
  • アジャストとは?:環境や状況に応じて自分の行動や考え方を適応させること。この能力はコーチにとって重要。

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