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広島商、再び甲子園へ!新型コロナ影響乗り越え23回目の選抜出場決定

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 第97回選抜高校野球大会への出場が決まった広島商業高校(以下、広島商)は、過去の苦い経験を胸に、新たな挑戦に挑む姿勢を見せています

広島商は、今回が出場23回目となりますが、前回出場した大会では新型コロナウイルス感染の影響で途中棄権を余儀なくされるという辛い思いをしました

現在のチームは、昨秋の中国地区大会で31年ぶりに優勝を果たし、先輩たちの悔しさを乗り越えるために甲子園での躍進を誓っています

試練を乗り越えての出場

 広島商は、春夏通算で7度の甲子園制覇を誇る名門校です

特に2022年には20年ぶりの選抜大会出場を果たしましたが、1回戦を勝利した後に多くの選手と関係者が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、途中で出場辞退をしました

監督の荒谷忠勝氏は「選手たちにはかわいそうな思いをさせた」と振り返り、今回は当時の選手たちの思いも背負って戦う意気込みを示しています

新チームの成長

 2022年以降、広島商は甲子園から遠ざかっていましたが、2023年と2024年の夏の広島大会の決勝ではどちらも1点差で広陵に敗北

主将の西村銀士選手(2年)は「決勝で負けてしまっては意味がない」と悔しさを吐露しています

西村主将を中心に新チームは「負けない野球」をモットーに、練習に取り組んできました

緻密な練習と結束力の強化

 選手たちは、勝利を左右する一つのプレーに意識を向け、細かい技術を反復練習しています

守備や走塁の動き確認が行われ、特に荒谷監督は「打球を処理しない選手の動きが肝要」と強調しました

シートノックでは外野から本塁への帰塁の際に中継の選手を誰が行うのか、次の動きの指示をどうするのかを確認しています

成果と意識の変化
 実戦形式の走塁練習でも、選手たちは牽制でアウトにならないためのリードの取り方や、相手守備の乱れを利用して次の塁へ進む術を学びました

これらの練習の成果は、中国大会や明治神宮大会での接戦勝利にも現れました

また、練習中は全員が意見を出し合うことで、チームの結束力を高める努力も続けています

西村主将は「センバツでは自分たちの野球をし、優勝を目指したい」と意気込んでいます

広島商業高校の再度の甲子園出場は、特に新型コロナの影響からの復活を感じさせる意味深いニュースです。監督や選手たちが、先輩たちの経験を活かし、緻密な練習を重ね、結束力を高めてきた姿勢は感動的であり、今後の戦いに期待が寄せられます。
キーワード解説

  • 新型コロナウイルス感染:新型コロナウイルスは、2019年に発生したウイルスで、世界中に広まり、多くの人々が感染し、重い症状を引き起こすことがある病気です。
  • 甲子園:甲子園は、日本の高校野球の聖地とされ、高校野球選手権大会が行われるスタジアムのことを指します。
  • 盗塁:盗塁とは、野球で、走塁中に相手の投球や捕手の動きを見て、次の塁に進むことを言います。
  • 犠打:犠打は、攻撃側の選手が意図的にアウトになり、塁上の走者を進めるための打撃プレーのことを指します。

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