この復活を受け、同校出身の元プロ野球選手である吉田雄人監督(30)が就任し、早速新たなメンバーを迎え入れました
吉田監督は高校時代に甲子園に3度出場し、さらにU18日本代表にも選ばれた実績を持っています
オリックスで2018年までプレーした経験を生かし、新生「森」を指揮しています
監督は、「甲子園出場、甲子園で勝つことが目標
ゼロから始まった野球部だからこそ得られる経験を生徒に与えてあげたい」と語り、意気込みを示しました
森高校は過去に南北海道大会で4強入りの実績があり、3季で8度の道大会出場を果たしていますが、部員数の減少に伴い、公式戦出場は2016年夏の単独、2017年夏の連合まで遡ります
吉田監督は地域おこし協力隊として昨年7月に故郷に戻り、地元の協力を受けながら荒れ果てたグラウンドの整備から始めました
そして、体験会を通じて4名の新入部員が集まりました
札幌出身の三上陽斗、上出蒼空、全国優勝経験のある管井裕哉、名門余市シニアの正捕手を務めた渡部大河というメンバーが、新たなチーム「森」の一員となりました
吉田監督は「4名という数字が集まったのは、いろんな方の協力があってのこと
最低限のスタートラインには立てた」と感謝の意を表しました
初戦は全道10地区のオープニングゲームとなる5日の函館中部戦
公式戦に立つことは8年ぶりのことです
渡部大河選手は、「個人がレベルを上げ、3年目には甲子園で優勝を目指したい」と意気込みを語りました
道内高校野球の“球春到来”を告げる開幕試合から、新たな歴史が始まります
今回の森高校の野球部復活は、地域の協力と熱意ある指導者のもとで実現しました。生徒たちが新しいチームで成長し、甲子園を目指す姿勢は非常に前向きです。これからの活躍が楽しみです。
キーワード解説
- 甲子園とは?日本の高校野球における最高峰の大会で、全国の高校が参加します。毎年夏と春に開催され、非常に高い競技レベルが求められます。
- 地域おこし協力隊とは?地域振興を目的として、地方に住む若者や移住者が地域資源を活用し、地域の活性化を図るために活動する制度です。
- オリックスとは?プロ野球のチームで、正式にはオリックス・バファローズと呼ばれています。多くのプロ野球選手を輩出している名門チームです。

