ドミンゲスはカープアカデミー出身であり、最高152キロの直球を投げる右腕で、今回のキャンプでも日本式の練習に適応している様子が伺えた
新井貴浩監督(48)は、彼を秘密兵器として期待している
ドミンゲスは、メジャーリーグでの経験はないものの、マイナーリーグでは通算27勝を収めている
日本における情報は少なく、今回のキャンプが彼のパフォーマンスを見極める重要な機会となる
練習ではカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームなど多彩な変化球を披露し、速い調整ペースをアピールした
彼は「おそらく91から92マイル(約148キロ)ぐらいは出てたんじゃないかな」と振り返りながらも、「まだまだ適応や調整していかないといけない部分はある」と冷静に課題を口にした
特に、スライダーのバラつきが気になったようで、次回の練習に向けて修正点を明確にしていた
新井監督は彼の投球を見ながら、「面白い真っすぐ、いいカットを投げるよね」と高く評価した
「カットがベース板に近いところで曲がるから、打者は嫌だと思うし、真っすぐも独特な伸び方をする」と続け、独特の球威を強調した
来日1年目の外国人選手が感じる日米のキャンプの違いがあるが、ドミンゲスにはそれを心配する必要はなさそうだ
約10年前、母国・ドミニカ共和国のカープアカデミーに在籍した経験から、日本式の練習に慣れ親しんでいる
また、マンガやアニメ鑑賞が趣味であり、『ONE PIECE』や『ボルト~ナルトネクストジェネレーション』を持ち込んでいるとのこと
彼は、日本の文化にも積極的に触れながら、選手同士の交流を図る姿勢も見せている
ドミニカからやってきた新星、ドミンゲスが力強い投球でジャパニーズドリームをつかむことが期待される
- ジョハン・ドミンゲス(Johan Dominguez)
- 1996年1月18日生まれ、29歳
ドミニカ共和国出身
身長193センチ、体重86キロ、右投げ右打ちの投手
2016年5月にブルワーズとマイナー契約、2018年8月にホワイトソックスへ移籍
2024年にはホワイトソックス傘下でプレーし、3Aでは27試合で7勝5敗、防御率4.43を記録
メジャー出場経験なし
マイナー通算137試合で27勝32敗、防御率3.78
ネットの反応
広島カープの新外国人選手・ドミンゲスについてのコメントは、彼の能力や今シーズンへの期待、過去の教訓を反映した多様な意見が寄せられています
コメントの中では、最速157キロのスピードに関する言及があり、評価は「最速よりも球の質や平均速度が大事」といった声もあります
これにより、ドミンゲス選手には期待がかかるものの、実際にパフォーマンスを見極めるにはシーズンが始まらなければならないとの冷静な意見も見受けられます
さらに、昨年のキャンプやシーズンにおいても外国人選手が期待外れだった経験から、選手の評価を急ぐことには慎重な態度が求められています
特に、昨年ハーン選手だけが目立っていたことについて触れ、「助っ人が期待通りに機能しなければ、結果にマイナスになる」との意見も多く、今後の選手の活躍が勝敗に関わるとの見解が広がっています
また、ドミンゲス選手のピッチングスタイルについても興味深い視点が示されており、先発と中継ぎで異なるフォームで投球する可能性が話題となっています
このように、ファンは彼の特徴や変化を注視しており、今後のオープン戦や公式戦でのパフォーマンスに注目しているようです
しかし、より大きな期待感を持つファンは少なく、慎重に見守る姿勢も強く感じられます
総じて、ドミンゲス選手に対しては期待と不安が交錯しており、特に他チームの補強と比較して「我がチームはどうなるのか?」という意見も出ています
選手が持つ実力を見極めながら、広島カープがチーム全体でどのように巻き返しを図るのかが、今後の焦点となっていくでしょう
ネットコメントを一部抜粋
最速157キロ?初めて聞いたな
去年もキャンプイン直後は助っ人外国人を褒めまくってたよね。
中継ぎは何枚いてもいいし、7回辺り投げてくれれば嬉しい。
ドミンゲスは最速157キロのストレートを更に磨き、オープン戦で結果を出して欲しい。
「面白い」は助っ人の褒め言葉としては微妙。
キーワード解説
- ブルペンとは? ブルペンは、野球の練習で投手が投球のフォームや球速を確認するための場所や時間を指します。試合前に調整する際に使用されます。
- カットボールとは? カットボールは、ストレートボールに近い速さで投げられる変化球で、打者にとっては非常に打ちにくく、バッターのバットに当たりやすい球です。
- スライダーとは? スライダーは投球の一種で、変化球として知られ、右投手の場合、右にスライド(曲がる)しながら進む球です。